ホームステイ先の食卓には子供の語彙増強の絵本が置いてある。

3歳半のRiki君が1冊を開いてパパに説明を受けていた。Riki君のパパ・ミゲルは、一人間に対するように話す。

これらの本はみんな何度も見ているのだろうが、ここはちょっと難しいのではないだろうかと思ったとき、リキ君から、
This is getting a little tricky.
という発言があった。「これはちょっとトリッキーになってきた」。
パパの語彙から得たに違いない。
difficultという、「困った、難しい、出来そうにない」といった自己否定調の単語でなく、not easy という、やはりネガティブ感の残るフレーズでもなく、「ひっかかりそう、気を付けないと、厄介、油断できない」といったゲーム感覚すらある、響きも軽いtricky を使う。
これを3.5歳で確保とは、太古に18歳で英会話を始めたとき、この言い回しを知らなかった人間の感想はと問われれば、Wow2 である。
口語は人間を明るくするのではないか、という仮説が立ちそうだ。