バッタリ出会った。
家の前の草地に最近生え始めたオオバコを踏んで活力をつけてやりながら進むと、この方が飛び出して隣家の車に貼り付いた。ツルツルなのに落ちない。灼熱の車体は目玉焼き級。しかし落ちない。ドバイのトム・クルーズのようだ。
これはショウリョウバッタというらしく、メスは8cmほどになり、日本一だというが、もっとあったような気がする。繰り返すが、よく落ちないね。
成虫は8月から秋まで活動。一説に旧盆・精霊祭に現れるのでショウリョウの名がある。形が精霊船に似ているからと。舟に近い。
盆バッタと頭韻付けされなかったのは幸運でしたね。ヒトが勝手に付けた名などどうでもよいでしょうが、一応英語では辞書にイナゴとあり、
oriental longheaded locust(東洋長頭蝗?)
東洋はまとめてチャイニーズ!的西洋の観点からか
Chinese grasshopper
とも呼ばれるらしい。
トム・クルーズにあやかり、cruisehopperと呼ぶことにするが定着しそうにない。
寿命は卵4ヶ月、幼虫2ヶ月、成虫4ヶ月。やはり冬の前までか。イソップのアリ。入れてあげてもよかったか。