水曜日のSurfer Girlでは、What is it that you like about surfing?と訊かれたプロサーファーのNorikoが
I’m in my element. It’s as simple as that. と答えています。
elementは「元素」、「要素」、「基礎」といった訳があり、古代には、世界は4つのエレメント、earth, air, fire, and water(地、気、火、水)に分かれていて、生き物はすべて、このどれかを住み処とするとされていました。鳥は「気」、魚は「水」という具合です。
ここから、「自分に一番適したところにいる、本領を発揮できる」という意味の、be in one’s elementというイディオムが生まれ(16世紀)、それが今日に至っています。
ちなみに、この「気」は、月まで続き、その向こうにはaether(イーサ―)というエレメントがあると考えられていました。リュック・ベッソン監督SFアクション映画『フィフス・エレメント』は、この第五の”住み処”を指します。英語ではether(読みは同じイーサ―、日本語でエーテル)と綴られます。
ついでに、I’m in my element.に似た表現に
I’m in the zone.
がありますが、これは、例えばNorikoが、「超集中状態にいる」ことを表します。これは、「ゾーンに入る」と日本語にもなっていますが、スポーツをやる方にはエレメンタリーな表現かもしれません。この表現、ビジネス、演劇、料理等々、広く応用できます。









Bees and clovers forever.