早稲田のレストラン楠亭で、私の向かって左隣の川本佐奈恵先生と『ラジ英』を使って学ぶ大変熱心な生徒の皆さんにお目にかかり、食事を頂き、よく飲み(ウーロン茶)、よく話しました。皆さんは聴き疲れたかもしれませんが、烏龍 know how happy I was! 最後は全員Keep on smiling!!で締めました。Keep up the good work, everybody!
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世界最大の果実 jackfruit
黄昏の写真。そういえば人生の黄昏を英語では黄色でなく金色でone’s golden yearsと呼ぶことがあります。ピンぼけでもあり、心許ない写真ですが、さもありなん、私の頭と、周囲にぶら下がっているもののサイズとを比べて驚いてみてください。木になる実では世界最大と言われるjackfruit (和名:パラミツ)です。40キロ近くにまでなるそうで、いつ落ちるかもしれず、笑っている場合ではないのです。jackfruitというから「太郎果」的命名かと思いきやさにあらず。インド原産で、その果実と名がスペインに渡りjacaとなり、それにfruitが付いて英名になったとのこと。アジア、アフリカ、中南米に分布。ハワイにもありました。この実は太い幹からそのままぶら下がります。ちなみに仕事のシーンで、Let’s take care of low-hanging fruit first.(低いところにぶら下がっているフルーツから片付けよう)という言い回しがあります。手を付けやすいところから、簡単なところから始めよう、という意味ですが、この木のlow-hanging fruitに限っては、イディオムが遠慮するかもしれません。もちろんhigh-hanging fruitはout of the questionです。和名の「パラミツ」は中国経由で来た漢語「波羅蜜」の和読みとか。サンスクリット語などでは「最高、完璧」の意味もあるとのこと。食べ方はYoutubeで学べますが、きちんと台所まで持っていけそうにありません。食べれば間違いなく腹満。そのうちレポートを試みます。
今日の『ラジオ英会話』 ”フライングスタート”
最後だけはお読みください。
洗車(car wash)をして学年旅行の費用を集める高校生たちが先生に、We’re off to a flying start!(さい先のいいスタートを切っています!) と報告しています。この「飛び立つようなスタート」は、日本語の「フライング」とは違い、肯定的な意味で使います。We got off to a flying start!なら「さい先のいいスタートを切りました!」 という意味です。これは競走用語から来ていて、例えばBolt got off to a flying start and won his 100 heat.(ボルトはスタートで飛び出し100メートル予選を通過しました)と言えます。
日本語の「フライングする」を英語ではjump the gunやfalse-start、make a false startといい、Johnson jumped the gun twice/false-started twice/made two false starts, and he was disqualified from the race.と伝えることができます。
ところでRed Bull Air Raceのような小型飛行機レースでコメンテーターが興奮して Pilot A is off to a flying start!と言ってしまったりするものかどうか・・・。言葉遊びなら使えそうですが・・・。要リスニングチェック。
P.S. 風邪気味で再開したもので、来週木曜日のラジ英を引っ張って来てしまいました。ははは。風邪に無勢。参った。
今日の『ラジオ英会話』 pursuuuuuue
読み切りダイアログ Pipe Dream?「夢物語?」です。外科医になれと言う両親。血を見ることが苦手でロックスターが夢である息子。その彼からギターレッスンを受けている女性が一言: Maybe you should pursue a career in music.(キャリアを音楽に求めては)と提案しています。Maybe you shouldはゆるめのアドバイスの基本パターン。それに対するMaybe so.という答えも基本。maybeはいい加減という風評を超えてあちこちに目や耳を向けると意外にも適宜使われているのがわかるでしょう。pursue(志し追求する)はpurseの底が抜けてスーっと空気が抜けたように発音せず、あのジャイアント馬場のプーのあとスゥー!と強めに発すると、個人的には目の前が透視図法(perspective)に変わり、一瞬心は消失点(vanishing point)へと向かうほど、この言葉、結構好きです。char siu(叉焼)を思い出すこともありますが・・・。タイトルpipe dream(夢物語、大風呂敷)は、パイプのように中身のない夢との解釈は外れていて、あの阿片(opium)を吸うためのパイプがもたらす夢、がその語源。イディオムとなって150年余り、阿片の片鱗も感じさせません。「でもその話題は軽く触れるに留めた」But I didn’t pursue the topic.という言い方もあります。今月は「志と目標」がテーマ。Ready to continue to pursue your learning this month?
ITTY有名なバス乗降謎に答える
私: You’re driving a bus. At your first stop, 20 people come on. On your second stop, 9 of them get off, and at the same time 20 new passengers arrive. At your next stop, 5 get off, and 10 new passengers come on. On your fourth stop, 20 passengers get off, 7 passengers get on and one of them carries a baby. And the passenger with the baby gets off at the next stop. What is the color of the bus driver’s eyes?

イディ: Gold?
解説: riddle(謎々)界で有名な作品。犠牲者候補に乗降者の数を暗算する(do mental math)ように仕向けるもので、最後に突然バスドライバーの目の色を尋ねます。目ん食らって?しまいますが、最初の設定に注目。このYou’re driving a bus.のYouが決め手です。ええとまあ誰でもいいんだけれど例えばあなたがバスを運転しているとして・・・という感じにさりげなくYou’reと切り出すところがミソです。(YOU are driving a bus.でなく。)それに続くyourも弱く。というわけで実はバスドライバーの目の色は、この謎を聞いているあなたの目の色になります。特定されないyou(the unspecified you)が実はspecified youだったということですね。riddler(謎掛け人)として語るのもチャレンジです。もう一度言ってみて、という注文が来るかもしれませんので一応数字を抑えておくとよいでしょう。Drive carefully!
ITTY密室脱出の謎解き
私: Imagine you are in a locked room with no door or windows. How do you get out?

イディ: Stop imagining?
刺繍のサイン
小型機のシートに座ると、目の前にこのサインが。布のシートカバーに刺繍! 機械で刺繍した(machine-embroidered)ものでしょうが、機内遺産に登録。Why bother?(なぜこんな苦労を?)とも思いますが、これなら忘れません。よく見ると、サインを短くするための努力のあとがうかがえます。主語やbe動詞、代名詞や冠詞などを略するのが”省エネ”の基本。上段のものは、本来ならKeep your seat belt fastened while you are seated.となります。そのwhile you are seated(着席中は)がWHILE SEATEDに略されていて、これはOK。ただ、前半のFASTEN SEAT BELTだと、fastenが動作動詞なので、「(着席中は)シートベルトを掛ける動作をするように」となり、座ったら最後、かなり忙しくなります。きびしい省エネの手を緩め、KEEP SEAT BELT FASTENEDとして、締めた状態をキープせよと言うのなら理屈が通りますが、これでも長過ぎたのでしょう。 下段のものは、Your LIFE VEST is UNDER YOUR SEAT.の略ですが、UNDER YOUR SEATのYOURを省かなかったのは、緊急時に、目の前のシートの下でなく、あなた自身のシートの下のものを取りなさい、さもないと混乱が起こる、という配慮があるのでしょう。何だか締まらない話ですが、I hope you had a nice flight!
客:「これは何ですか?」 ウェイター:「はい、そうです」
「そうって、これは何なのかと言ってるんですよ」「だから合ってます」「何が?」「その名前」「何の?」「はい」「・・・じゃこう訊こう、この食べ物の名前は何と言う?」「はい。発音もいいです!」「客に喧嘩を売る気?」「うちはカレー専門です」・・・
私はこのナン(nan)を、こうしたダイアログを頭の中でエンドレスに創作ししながら食べることが多いのですが、実はこれ、20世紀中期の漫才(comic duo)アボット&コステロの十八番(signature routine)、Who’s on First?(一塁は誰だ?)がベースです。アボットが「最近は色々変わった名前の野球選手がいる。例えばWhoが一塁、Whatが二塁、I Don’t Knowが三塁手、というチームがある」とスタートし、ちゃんと聞いていなかった(様子の)コステロが、Who’s on first?と訊くと、That’s right.とアボットが答える、といった行き違いが始まり、外野、ピッチャー、キャッチャーへと進んで大騒ぎとなり、最後はショートストップの選手名で落ちが付きます。コステロのしゃべりが超高速ですが、英語リスニングをすれば、次第に笑いと理解を深めることができます。私はテープで聞きましたが、21世紀はYoutubeでパフォーマンスを見ることもできます。1分15秒あたりから始まります。大変良く知られた演し物でポップカルチャーの一部となっています。参考までにサイトを。
動画: www.youtube.com/watch?v=kTcRRaXV-fg
台本(要約): http://www.baseball-almanac.com/humor4.shtml
いつかこんな日が・・・
アリゾナ事件
昨年、横を通り、袖すり合うも多生の縁と思いきや肘に短い針(needle)を何本も頂き、翌日戻って位置を確認しSo it’s you.と伝えています。あまり前世で結ばれていたくないサボテン(cactus)ですが、このくらいまとまるとcacti(キャクタイ)やcactusesとなるでしょう。芭蕉がこの細道を歩けば「人はcactiの過客にして・・・」となるかも。サボテンは17世紀には日本に入っていて、折って汚れ取りに良いらしく、”石鹸の作用を持つ手”というのが語源説。その「石鹸」はイタリアの地Savonaで盛んに作られ、ヨーロッパ各国でその地名に似た名で呼ばれ、戦国時代に輸入されてポルトガル語sabao(サバォ)が「シャボン」となり、「手」と合体し、シャボンテ☛シャボテン☛サボテンとなった由。その寿命(life span)は200年とも。この方は同年配か年上でしょうか?
良く知られた痛くないジョークを一席。ハリネズミ(porcupine ポーキュパイン)がサボテンを見て。Is that you, Mommy?






