揚豆腐

あれは風雲バブル膨張紀。日比谷公園向かいに立つ大ビルディングでの企業ビジネスコースの一環としてお願いしたノックノックジョークの宿題に揚げ豆腐で答えた方がいた。
Knock, knock.
 Who’s there?
揚げ豆腐.
 揚げ豆腐 who?
揚げ豆腐. (I get off.のようだ)
「掘った芋いじるなー」が、What time is it now?として光り輝くあの懐かしい世界からの借用だったような。
ただ、掘った芋も揚げ豆腐も、ノックノックジョークのルールにはわずかに違反する。
もう一声、がないのだ。
I get off here.とかWhat time is it now? Can you tell me?と、一言二言加えなくてはならない。あの
鴨志田 who?
鴨志田n! Come on! Sit down!
のように一言ならぬ一音でもよい。
ノックノックジョーカーを目指す方は、このちいさな“努力”が大切。
ちなみに揚げ豆腐の君は、コースを降りることなく、美事に卒業された。
では最後にビジュアルノックノックを
Knock, knock.
 Who’s there?
揚げ豆腐.
 揚げ豆腐 who?
揚げ豆腐 and chicken’s done!

Fried tofu and chicken with veggies from land and sea

ノックノックになりませんでしたが、鶏腿、若布、葱、人参。It’s … a knockout! Makes a meal with rice.


昨日は50でした。今日は5でした。

数字を読み聞く日々。主語をweにすると自分の地域・町・県・国になり、「at 数字」で「その数字のところにいる」ということ。Weがそういう意味だと互いに了解している文脈ならシンプルに

Yesterday we were at 50. Today we were at 5.

と言えます。こんな日が早く来るよう。

a word to remember right now: essential

「不要不急の」という、利益を上げない鉄道路線を表す、世界大戦争下で使われたフレーズが復旧した。対義語は「不要不急でない」のようだ。現状でこれに当たる英語は、essential「必要不可欠の」という形容詞が主流で、non-essentialと対を成して使われている。他の外来語と一緒に「エッセンシャルな目的以外の外出を控える」という言い回しはまだない。カタカナ語としてインパクトが弱いのかもしれない。英語の勉強を思い出す人も(物凄く)多いのではないだろうか。
英語では現在このように使われている。

Stay home except for essential purposes 必要不可欠な目的以外は在宅するよう」
言い換えで
It is essential that everyone just stays home.
あるいは
Refrain from non-essential outings.

また、
essential worker 必要不可欠な職業従事者、必要不可欠な仕事をしている人

あれは遠い飛鳥の頃の自分だったろうか。学び徒のための辞典の名から覚えたessential。それが現在、人類にとって日々essentialな存在になっている。

笑うのが面倒な方に21 Waiter minute!

ウエイタージョークです。慇懃無礼なpunch lineです。客の英語はごく日常的なもので、ウエイターの返事が問題。ニヤリ程度で十分です。

A guest at a restaurant says to the waiter, “Can you bring me what that lady is having? “
The waiter says, “I’m sorry, sir, but I’m pretty sure she wants to eat it herself.”

???? 「あそこの女性が食べているものをお願いします」という注文の言葉尻を捉えたウエイターの返答。こうしたレストラン関連のジョークに登場するウエイターさんは、こうした慇懃無礼な人ばかりです。

笑うのが面倒な方に20 Atoms

ダッドジョーク(dad jokes)は父親が子によく言うジョークのこと。小さな子供がどこかへ出かけて疲れてしまいDad, I’m tired.というと、父親がHi, Tired! I’m Dad!とおどける。次は「原子の言うことを聞いてはだめだよ」で始まる作品です。

Don’t trust atoms. They make up everything.

????make upは「構成する」のほかに「でっち上げる」という意味もあり、始まりの部分と呼応している。

参考に、The New York Timesのミニクロスワードのカギに使われていたので紹介します。穴埋め問題になっています。いかにこうしたジョークがポップカルチャーに浸透しているかを感じさせます。

今週の『英会話楽習』 3の力

ことわざTwo’s company, three’s a crowd. から Three’s a crowd.(3人は多すぎ)を学びますが、この表現は「2人の中に私が入ったら邪魔でしょう」という意味で使われます。この3という数には強いパワーがあり、多くの表現があり、映画や物語のタイトルにも座りが良いので頻繁に使われています。先週はThird time’s the charm.(3度めの正直)という言い回しを楽習しました。

3は、three-ring circus(大混乱), Three Wise Men from the East(東方三賢者), trinity(三位一体), trilogy(三部作)、The Three Little Pigs(「三匹の子豚」)、The Three Stooges(『三馬鹿大将』) 、Three Coins in the Fountain(『 愛の泉 』)、The Three Hundred(映画)、”Me three.”(私もです)、”We’ll go on three.”(1,2の3でやるぞ)、three-dog-night(極寒日)、as phony as a three-dollar bill(全くのまやかし)、the three R’s(読み書き算数)、three-alarm fire(大火事)、I didn’t exchange more than three words.(二言三言言葉を交わしただけ)、three squares(毎日きちんと3食)、Three Witches(『マクベス』)、Three Blind Mice(マザーグース)、three score and ten(70、寿命)、The Three Colours(映画)、The Three Faces of Eve(映画)、Three Amigos(々)、Three Men and a Baby(々)、The Three Musketeers(小説、映画)、The Third Man(々)と、3のパワーは凄い。

ただ今回の3は引き気味です。引き気味といえば、昔、子供におやつのクッキーなどを上げるとき、1個増えるごとに、こんなことを言っては楽しませていたようです。

One’s none.
Two’s some.
Three’s many.
Four’s a penny.
Five’s a little hundred!

ひとつは何でも無い
ふたつはすこし
みっつは多い
よっつは1ペニー
いつつはちいさなひゃ~く!

と3より、4、5が強い例です。

The cover changed 180 degrees!

笑うのが面倒な方に19 Bearly funny

A: What do you call bears with no ears?
B: Earless bears?
A: Close but not quite. You call them b.

????bearsからearsをとるとbだということです。
????????出題の際に、What do you call a bear …?と質問すると、with no earsの複数部分とマッチしないので注意する必要があります。
????????????もし… a bear …と言ってしまったら、without an earととっさに文尾のearsを変え、答えもYou call it a B.とする手間がかかります。
???????? ???????? 答えの言い方は子音の/b/。「ビー」」も悪くはないでしょう。

ワカ蘭の花が咲いたよ

この蘭のようなもの をしばらく前に株分けしましたが、引き受け人の姉の手で元気に増えているという。勝手名ワカランの命名者でもある本人から写真が届く。ついこの間のブログ記事を読んで気になり、現在本名を調べているそうだ。

                ワカラン

英語名: Orchidding
本名発見の暁にはこうした態度をきちんと改めたく候

勝手名 カネガネソウ

路傍にいらっしゃる。ヨモギさんかもしれない。葉が少おし似ている。でも花が・・・。「何とおっしゃるのか?」。かねがねそう思っていた。で、

カネガネソウ

漢字表記:予予(かねがね) とbell状の花とを合わせた「予鐘草」。
英語名は、wonderbell。お見知り置きを。

A phrase to remember right now: PPE

PPE

personal protective equipment(個人用防護具)の頭字語。「ピーピーイー」と発音。
医療用には、hair cover、 goggles、 face shield、 mask、gown、leg covers、bootiesなど。

他にprotective gearとも。

用例:
There’s a PPE shortage.
Do we have enough PPE?

PPEや WHO(ダブルユーエイチオウ)のようにイニシャルを合わせてアルファベット読みにするものを英語ではinitialism(イニシャリzm)。
NATO(ネイトウ)やNASA(ナーサ)のように、アルファベット読みでなく、1語のように読むものをacronym(アクルニm)と分類する。
日本語は「頭字語」として両者を表す。