ダブルワードスクエア

クロスワードの大元と言われるワードスクエアword square(語方陣)。

H I T
I  C  E
T E  N

右左、上下の各列が同じ単語。

各列が異なる単語になったのがダブルワードスクエアdouble word squareと呼ばれる。時間があれば作ってみてはいかがでしょう。

H I T
A C E
M E N

縦横入れ換えても

H A M
I  C  E
T E  N

次はオンラインNYタイムズ無料ミニクロスワード欄に登場したダブルワードスクエアで5x5の千葉秀作。

これに黒マスを(例えば中心にひとつ)配すとクロスワードになり、一気にグリッド(枠)が広がります。

五社協定とコロナ禍

50年代は、テレビドラマに映画俳優を貸し出すなどもってのほかという時期が続き、映画会社5社が揃ってテレビボイコットをした時代。確かに各週新作が2本ずつ上映されていた映画黄金期だった。そこで放送局は英米のテレビシリーズをごぞって放映した。子供の私は、西部劇、海賊物、状況喜劇、SF物、アニメーション、ショー番組などで育った。こうした輸入物は吹き替えオンリーで、初期はすべて生(なま)だったという。やがて日本語のカーテンの向こうにあるのは? という興味が生まれていく。あんな風には言わないだろうし、あんな風には笑わないだろうと、映画館へ滅多に行けない小学生は想像筋?!をたくましくしていく。

今、米国では、ステイアットホームの人々に、日本の50年代のような現象が起こっているという。大西洋を越えた輸入物が増えているという。

on pause 物事がストップしている状態で

米国に英国文化が大きく流れ込む。

がんばりMARS  perseveranceという言葉

忍耐、不屈の精神という意味のこの言葉が、2日にわたり耳と目に。

亡くなった公民権運動のヒーロー、ジョン・ルイス議員の葬儀で、バラック・オバマ氏が賛辞eulogy(ユーロジ)の中で故人を
  A man of pure joy and unbreakable perseverance.
と讃える。

打ち上げられた火星探査機の名が

これは打ち上げ前のニュース。NASA to …はNASA is to …の略で見出し常用。それにつけても、行って来Mars、頑張りMars、というのが最近の傾向。一方我らが地球はPlanet Perseveranceと改名できそう。頑張りEarthもある。

ヤモリについて

今は遙か遠き英語島のヤモリgecko。

”It’s so hot out I can’t get going.”

日本の多くの地方でヤモリは家を守る神的な存在。英語島でも同様。家でケッケッと鳴く。爬虫類。ちなみにイモリは両性類で日本では井戸を守る役目があるらしい。
ヤモリgeckoの語源はその鳴き声から。
イモリはnewt。元はan ewteで、それが、a newtに変化したもの。

そのヤモリが変なときに顔を出すことがある。

 Her new album sounds perfect from the gecko.

これは
 from the get-go
というフレーズの聞き違い。
 get going(スタートする、始める)
から連想できるように、the get-goには「始め、最初」の意味があり。
 「彼女の新アルバムはスタートから完璧」
ということです。

get-goの発音は、getの/t/を言ったつもりで一瞬息を止め、goにつなぐ。「月光ウ」に似たもの(「月」の音を高く)。

geckoは、一瞬息を止めるところがないので、「下戸ウ」。

微妙に違う発音なので上のような空耳が起こる。

ちなみに、映画『ウォール街』でマイケル・ダグラスが演じる主人公の投資家mの姓名は、Gordon Gekko(Geckoでなく)で、欲にしんにゅうがついたような人物。彼の、
  Greed, for lack of a better word, is good.(欲は、より良い言葉がないので、よろしい、としよう)
というセリフは、80年代後半のバブル金融界を風靡し、やがてGreed is good.(欲はよろしい)と略された形で定着。
  Greed is good. ― Gordon Gekko
と、頭韻のGが並ぶ。名がWolfeのような威勢の良さがないところも興味深い。いや、get goの響きもありそうだ。
 相手役の名がFox、その他Wildman、Lynchなど、興味深い名のキャラクターが登場する。

インドネシアに
 Cyrtodactylus gordongekkoi
なる種名のヤモリがいるが、後半の種小名は,この映画のキャラクターにあやかった命名だという。

☆ He is rich that has few wants. ―― Kona Gecko, et al.

ハーツラーさんの写真

今は遠き英語島に住む写真家リンダ・ハーツラーさんが、地球に接近したネオワイズ彗星Comet Neowiseの夕刻の姿を送ってくれました。

リンダさんと夫のダン・ハーツラーさんは共に写真家として活躍しています。

この寡黙な宇宙の旅人に私がインタビューを試みました。
K: Neowise, what is the purpose of your journey?
N: Don’t know.
K: Do you feel like taking a break sometimes?
N: No, I’m fully comet-ed.
K: Well, I hope to see you again sometime, Neowise.
N: Likewise, Ken, in about 6,800 years’ time, maybe.
K: Maybe.

うしろのトトロ

今日も外に出た。2時間ほど歩く。閉店していないスタバでコーヒーを飲み、小町通りに入ったらいた。Ta-da! Tororo. 映画にはI wish I were there.と思わせるものと、Lucky I’m not there.と思わせるものがある。『となりのトトロ』は前のほうのような気がする。

大きさの関係上うしろにいってもらった。よ、ひさしぶり。

Rotten Tomatoesにこんな5つ星reviewがあった。
An enchanting movie for children, so beautiful in its wonderful simplicity, innocence and sweetness that it feels like almost impossible not to be touched by such an adorable story devoid of clichés and with no need to rely on villains or contrived conflicts.

なかなか立派な感想だと思う。ただ最初にfor childrenと言いながらご本人の心に響いたのであれば大人向けでもあろう。個人的にはIt’s for all ages and all time.的作品と感じる。子供にしか見えないものが皆(というか観客)に見えるというあたりの仕掛けはclicheかもしれないが、あれが見えないのぉ?と言わせないところは立派。そして、トトロが出てきても事態が好転するかどうかがよくわからないというととろもハリウッドアニメとはまるで違う。Zen的流れあり。かつ、あちらでfamily moviesのベスト5に入っているらしい。これもまた立派。英国スラング風に言えばIt’s a ripper.か。

夏の雨の朝に冬のセーターを洗う

これ以外は一切しないという行き方もあり、これ以外もしてみようかという進み方もあり。後者を取って初めてセーターを洗ってみた。久々に海岸へと思ったが、朝は灰色の雨降り。諦めて洗う。予報では2時間ほど雨マークがない。そのあと雲と雨のアイコンが続く。窓際にタオルを敷き、その上にセーターを広げると陽が射してきた。Really? Seriously? あるいはYOUが誰かは各自首をひねるとしてYou’ve gotta be kidding me.。雨合羽を持って相方と海へ。到着。富士さんは白雲にまみれて見えず。それにしてもどこもかしこも青い! ”名物”のトビたちは黒い。

橋を渡ると青空の底に竜宮城。別名小田急江ノ島城。

よく行くスタバが閉店していた・・・・・・・・・・・・。ショックを乗り越え別のところへ行くと、コーヒーが、懐かしい英語島の挨拶で迎えてくれた。

料理はよくわからないが、うまいコーヒー。未だ午前。暗く速い雲が来たので海にタッチせずに帰路。帰宅してしばらくするとすごい雨だぁ。It’s really coming down.(これで土砂降りとして通じます) 東海をチェックするとまだ降っている。大事にならぬよう。2時間の青空に多謝。

The Moral: Wash your winter sweater on a rainy summer morning, and see what happens.