頭韻矢の如し 踏んだり蹴ったり to add insult to injury /ɪn/-/ɪn/

怪我に侮辱を加えるために、と直訳。すでに打撃を受けた者や状況に追い打ちを掛けるように、という意味で、IN湿な響きあり。「追い打ちを掛けるように・・・」「・・・と、踏んだり蹴ったりであった・泣きっ面に蜂だった」のように訳されます。

Merriam-Webster Onlineの例。

  People were forced to work longer hours, and to add insult to injury, the company decided not to give pay raises.

<最初に「踏んだり=無理矢理より長く働かされた」を述べ、and to add insult to injuryと言って、「蹴ったり=給料を上げないことにした」を加える>というパターンが定番です。

  and as if to add insult to injury

と、「まるで、あたかも」の入った形も同様。

この動画からのINは明るい。

ボールを容器に入れて”Innnn!”
概念をつかみかけているのかな。
YouTuberのMs. Rachel(Toddler Learning Videos)のインフルエンスがあるという。

トトロのこころ

皐月とMayが語源だとは、娘がトトロを見始めたころに気付いたが、トトロのそれはとんと考えずにいたところ、ネットに、”ある子供が「所沢」をトロロザワと言ったことから”とあった。「トーモコロシ」もあったなあ。

”日本語「とろろ」はTROLLの意味で・・・”というネット情報があった。例えばFreedictionaryによれば、
  ”(in folklore) an ugly creature depicted as either a giant or a dwarf”
とあり、トロール網をバイパスし、個人的軍配は「とろろざわ」に上げ、TROLLにGood-bye.となった。

ディズニーアニメに代表されるミュージカル風発声を用いず、日生劇場の最後列に当てる気など全くない糸井重里の声で時々日常に引き戻されつつ、ゴジラもサタンも出て来ないのに、おっかない猫バスなんかが急に走って来たりする非現実の世界に浸れることは、40代の僕にとって実にクールなことだった。雨のバス亭に・・・だっけ?

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『その昔、ハリウッドで』『なぜではなく、どんなふうに』桑名真弓さんの書評です

拙番組の聴取者で拙ブログにもいらっしゃると仰る翻訳家の桑名真弓さんから、この度書評家としてもデビューされたとの知らせを受けた。
  記事の1つは、個人的に実に立派でripperだと感じ入っている映画Pulp Fictionと並ぶOnce Upon a Time in Hollywoodの物語版に関したもので、何と監督Q・タランティーノ自らの筆になるものだ。桑名さんの書評には映画や英語版からの視点もあり、まずは原書へとばかりに取り寄せると、お話のとおり映画とはまた違う視点と展開があって大変面白い。僕は映画のノベライゼーションはまず読まないが、書評に引かれて扉を叩くや、画面と同様に躍動するタランティーノ監督のリズム感、語彙力、そして語り口の世界が待っていた。翻訳の評判も良く、和英を比較するのも楽しそうだ。
  もう1冊は、米国を舞台にイタリア系移民とムスリムの恋人を中心に展開するとある。二人の人間が文化的な障害を越えて引かれ会うという現象の「なぜ」が僕には未だによくわからないのだが、2016年、多様化の高波に揺さぶられる人間模様を、Diversity、Equity、Inclusion、Racism等々が混濁し洪水化した現代から眺めるのは意義あることと思う。

『その昔、ハリウッドで』
https://note.com/yasushi_kaneko/n/n1a5a201b8bd1

『なぜではなく、どんなふうに』
https://note.com/yasushi_kaneko/n/n29a1467522d5

どちらも『図書新聞』にご寄稿。

富士の病 ブラウニング・パロディ

On a clear day, you can see forever and Fuji!!!!

The year’s at the winter. And day’s at the e’en. Evening’s at five. The town’s neon-pearled.

People are on Twitter. The iron snake’s on the tracks.

Fuji’s in the sunset. All’s right with the world!

The year’s at the Spring by Robert Browning

The year’s at the spring,
And day’s at the morn;
Morning’s at seven;
The hill-side’s dew-pearl’d;
The lark’s on the wing;
The snail’s on the thorn;
God’s in His heaven–
All’s right with the world!

RHYME PERFECT: ABCDABCD

新しいテキストムック 瀧付けたお話

新年度に新タイトル、『遠山顕のいますぐ使える英会話』をよろしく。3月14日発売されます。

第1セクション: do、takeなど基本単語から生まれた表現を特集。(これは冬号get特集に味をしめた結果の企画です。)
第2セクション: Things Japanese, Things Abroadでは、日本のものごとを世界のそれと合わせて語る”落ち付いた”ダイアログで、目と知識を広げてください。
第3セクション: 連続恋愛物語。犬を連れた男女の出会うところから通年20回にわたるストーリーを、ご一緒に追いかけましょう。
というわけで瀧付けました。

                 墨絵:中田恭子

歩き愛でス

今日は飯処2カ所で喰い書き捗り戻り意味のよくわからんであろうタイトルを思い付く。かつ5千歩中に浮かんだ言語遊戯を絵入りで後悔する。

「鉄塔鉄美」

最近僕は鉄が好きになってきている。同時に、関係があるかどうかはわからないが、AI関連のことから離れ始めている。ゴジラも最初のが好きだし、円谷やハリーハウゼンの仕事がたまらない。僕はアンパンファン(最近減った)が好きで、これで自称アンパンマンにアイアンマンとなった。コジラ1でも、この塔が見事に活躍した。

英語では、PYLON(パイロn)という名がある。エジプト寺院へ通ずる入口を意味するとあるが、前世紀に飛行機が飛ぶようになった頃、操縦士に指示を出す塔をそう呼び、そこから送電する塔(当時の塔は新時代のシンボルだったろう)の名になった。

自分では脚韻享受のPOWER TOWERが気に入っている。