古代ローマのキュウリ

The cucumber is bitter? Then throw it out. There are brambles in the path? Then go around them. That’s all you need to know.“ —  Marcus Aurelius, book Meditations

「キュウリが苦い? それなら捨てよ。道の先にイバラがある? それならよけて通れ。それだけ知っていれば十分。」  マルクス・アウレリウス 自省録

彼は進軍と凱旋がルーティンであるローマ皇帝のひとり。哲人君主とされ、映画『グラディエーター』ではホアキン・フェニックス演じるコンモドゥスの父リチャード・ハリスであった。

キュウリは昔からどっさりと生り、栽培も大いに行われていたようで、このようなキュウリを粗末にすることばが生まれたようだ。

現代トーヤマ庭国の場合、キュウリは貴重。

あたらしいクラスター

コロナの末期(でしょうか)に新しい英単語を取得。ミニトマトの房を表すcluster(花房・ハナブサでなくカボーでしょう)です。「あの頃はミニトマトのおかげで愉しくクラスター」と言いたいものです。

別のクラスターに赤信号がひとつ点灯しました。

Dot, dot, dot 最初のスポーツドリンク

Same here. 賛成。ただヘッドラインにある点々2コが気になる。通常3コ。

… : 英語名はdot, dot, dotあるいはellipsis「イれpセs」

日本語では「・・・」と中程へ上がったものを「点々、リーダ-」、「・・・・・・」は「倍リーダー」というそうだ。

ちなみに: 水に続く第2の公式スポーツドリンク「ゲータレード」は米国フロリダ大のラボで同大のチームFlorida Gators(フロリダ・ワニ)のために開発された。gatorとレモネードなどのadeが合体。1970年日本に登場。やがてポカリに呑み込まれるが米国では現在も主流。

さらにちなんで: arid(乾燥しきった)なLas VegasはVegas throat(ヴェガス喉)にやられる人が多く、歌手には大敵。当時エルビス・プレスリーはショーの中で飲む度にこのスポーツドリンクに言及したという。

“This is Gatorade — in case you want to aid your gator.”(これはゲータレードです、あなたのワニをaid [援助]したい場合はどうぞ)

キュウカンバーのキューク君

My first cucumber harvest in my life.

ナスやトマトは経験がありますが、キュウリを育てるのは初めてで、これがその青果!

もぎたてである: It’s freshly picked.

水分が多い: It has a high water content.

パニックしない: He’s as cool as a cucumber. [キュウリのひんやりした特徴から冷静沈着を表す。砕けた言い回し。1732年初出。イギリスの詩人・劇作家のジョン・ゲイ(The Beggar’s Operaで有名)の詩から。余談:大学院でその子孫のビル・ゲイ教授から異文化コミュニケーションの講義を受けました。居酒屋での会話なども含め学ぶこと多々有りました20世紀末近く]

3頭韻の類語: She’s cool, calm and collected. [冷静沈着]

略称:: cuke [1977年初出という。その頃耳にしている]

世界第3位

今世紀初期(in the aughts)に連載した「ハンズ・オン  英語のユーモア」で優秀を次々と受賞された大島さんからメールを頂きました。
遠山先生、 ご無沙汰いたしております。 先生の【クロスワード】Enjoy編とChallenge編、すべて解き終わりました。第三編を待ち望んでおります!
大島さん、おめでとうございます。
これは遠山、編集人の原嶋さんに続く、おそらく世界第3位の偉業と感じ入り、報告します。

ルールの説明で:「すべてに当てはまるわけではない」と言いたいとき

英語なら文法、そのほか広く規則一般に関して使われるのが、

  It’s not a hard and fast rule.

という表現です。hard(厳格な、確かな)とfast(固定されて揺るがない)のコンビで、名詞rule(s)と共に使われることが多く、「鉄則」、「一定不動の規則」、「例外を認めないルール」のことであり、かつ否定の形は使い勝手がよいものです。

hard and fastの語源は、of a ship on shoreとあり、陸に打ち上げられて動かなくなった船のイメージから来ています。

on shoreでなくon the rocksといえば、船が座礁したイメージで、寄せ来る波に揺られて崩壊直前といった意味合いです。

とにもかくにも、多くのルールには例外があり、たとえば文法に関してそういう考えに至ることは、言語面で子供から大人に育った証拠になります。そこが言葉の面白さでもあるわけで、profound(深遠な)、deep(深い)といった形容がなされる大きな理由のひとつです。外国語の文法ルールを知ると、例外が気になるもので、不満、嫌悪、怒り、唾棄といったところまで心が動いていくこともあります。そうした「外れたように見えるもの」を受け入れるのが右脳です。例外(がとても多いのです)が左脳に入ったら、うーんと入って頭を右にかしげて右脳に落としこみましょう!

非科学的なお話で恐縮。