若気のun

大昔、be able to の意味を、be unable to でひっくり返せると知り、I’m sorry I’m unable to come tomorrow.と言っていた者が、Sorry I can’t be there/can’t make it/can’t come tomorrow.などと、シャチホコ張らずに話すようになったのは、英語環境で英語を教えたことが大きかったようだ。日本でこうした環境に身を置いたことは、そこへのフォーカスが強まり、よく尋ね、よく学び、よく記した。

仕事や演劇をしながら大学院へ通えたのも、そこが日本校だったからで、英語の講義だったから、枠組み外の人物が、いくつかの枠を知ることができたことは無駄ではなかった。そして、学びのハイライトは何かと訊かれれば、あれこれある中で、unが、

  unlearn

という言葉で、再び現れたことだと答えるだろう。
 これは学ばないことではなくて、「今まで身に付けた、癖、やり方などを離れる。そこに戻らず、新しい姿勢で何かを見、身につける」ことで、このunの付いたlearnは、勉強嫌いの人物にピッタシであったのか、新しい地平が広がる興奮を覚えた。

 unは小さな音だけれど、結構強い意識や意志を要求してくる接頭辞である。例えば、この画像だ。何かが隠れています、見えますか? 一度見えたら、見えないようにすることはできない、とある。ヒントが「身を引いて眼を細める」とある。眼は、クリント・イーストウッドぐらい細めないと行けないかも。30万人の仲間に入ってやってみますか?

 四文字の単語が見えた方は目出度い。けれど、何だかプロパガンダのようでもある。AIに作らせたそうだ。作らせるほうもあれなら、作るほうもなんである。
 私はAIEIOのほうだが、すぐ作っちゃうんだろうな、と思うとさらにEIOが強まる。それはともかく、
卵を割ったら、元に戻せない」、You can’t unbreak an egg.のように使えるunちゃん、ありがとう。

ピザ配達、不死身の新レベル😃

富士の山頂へピザを届けたというニュース。6時間をかけ、売名行為(publicity stunt)との?も何のそのの登頂。「ピザ配達を全く新しいレベル(段階・水準・高さ)へ引き上げた」(took pizza delivery to a whole new level)という美味しいユーモアのトッピングも付いて(キャプション参照)。富士見のデリバラーへのチップはどうだったのかなあ。

Hut in the World Is That?

夜の散歩者が時折眼にする小屋だ。じっと見ているとBGMが聞こえて来そう。昼はまったく目立たない。夜は完全な独り舞台。下りていき中身知りたや夜の小屋。緊急用の何かが入っているのだろう。

自分がどう見えるのか、しかとわからないに違いないが、それはいずこも同じ秋の夕べ。とまれ孫にも衣装、小屋にも灯り。それにしても、この変貌ぶりぞ面妖なり。

80歳の旅立ち

マーティン・スコーセスィーと発音すると自ら語る動画を見て、同監督の話がしやすくなった気がするが、そのスコーセスィー監督のミームが携帯にひょいと出て、あとでと思っているうちに、はるか下方に消えた。パソコンで追跡して発見した。

80歳である。この言葉、十代である。このキャプションの力に、太古の20代によく飲んだ剣菱のように酔うた。繰り返す繰り返す、80歳である。重大な言葉である。この記事は読まず、ただ酔っていようと思ったが、読んでしまった。彼の映画よりは短いが・・・。Martin-san、元気頂きに申し上げ候。

昔の芝居仲間と400年振りの再会

80年代、劇団アップスで、何本も一緒に芝居をした帽子の広一さんと眼鏡の火山さん。広一さんの舞台を見たあとの40年振りの再会スナップです。
  今夜の「朗読劇・日本はらぺ考」は、神話時代から現代まで、人々はいかに腹を満たし・空かして歴史を作ってきたかというテーマの、5人構成、テンポの速い、面白い、問題意識の高い劇で、音楽の使い方も楽士2人を含めてよく工夫された、異色の2時間でした。勉強しました!と、ちょっとブレヒトを思いつつ、どうしてもひと言: エンタメニナル! 今後もあちこちで上演されるようでご健闘を!

頭韻矢の如し/st/ – /st/ strong stance

強硬姿勢、強い姿勢、時に頑固な姿勢といった意味で使われます。例えば、

  People seem to be taking a strong stance on every key issue these days.

take a strong stanceは、強硬姿勢をとる
take a strong stance onで、~に関して強硬姿勢をとる
take a strong stance against/forなら、~に反対/賛成の強硬姿勢をとる
key issueは、重要な問題

随分頑固な立場を取るのだなあ、と言いたいとすれば、すぐ出る単語、単刀直入、in-your-face、そのものズバリのstubbornを使う代わりに、

  That’s a strong stance to take.

と一歩下がって落ち着いて表すこともできます。世界大変動時代を迎え(ることになりそうな中)、使えば玉散る氷の刃であったtruthという単語が、”truth”となり、クォーテーションマークを外すには、世にデジタルの根っこを下ろしたstrong stancesの間を縫い、地に足を付けながらtruthを探す旅を強いられつつある我々です。いつものチャンネルや新聞雑誌を越えて、真実の真実を探す旅行に出るのは、まだ遅くはないように思います。その一助として英語を学び、世界を見続けることも。頭韻ナシですが、次のorの前もお後もよろしいかも。I may get there, or I’ll die trying!