アリストテレスとセミ

セミCICADAに関するのダイアログを書いていて、セミ神話というWIKIPEDEAの横道に入ると、ギリシャの博覧強記人間アリストテレスはセミを食したとあった。世界のあちこちで今でも人気のある食材ですが、この哲人とセミのコンビに惹かれて読み進めると、「アリストテレスは、セミを再生と不死の象徴として、ギリシャ文化に広めた言われる」という部分があり、その原文は、

    Aristotle is attributed with disseminating in Greek culture cicada symbolism of resurrection and immortality.

なるほど、それで

   diセミnate:(思想・情報などを)広める 

無手勝流で憶えましょう。発音としては「セマ」に近いのですが・・・。

それにあなた、「蝉神話」を神話MYTHOLOGYと混合してセミソロジーとはこれいかに。How’s that?

History doesn’t repeat itself … 歴史は繰り返さないが・・・

Mark Twain said:

  History doesn’t repeat itself, but it often rhymes.

  「歴史は同じことを繰り返さないが、よく韻を踏む」

例えばHISTORYとライムする(韻を踏む)語に

  VICTORY(完璧に近い韻)

  MYSTERY(完璧な韻)

というわけで、歴史では全く同じことは起こらないまでも、似たようなことはよく起こるということです。

これは格言

  History repeats itself.

をひねったもので、

あきれてものが言えないことを目で表すと

口がダメならとばかり、目を上の方に動かす、あるいは回すというジェスチャーを英語圏で、あるいは英語圏の映画などでよく見かけます。これは、呆れかえってしまう、賛成できるわけがない、といった気持ちを表します。

最近はこのeye-rollingをすることが増えたかもしれません。次の画像はそんなことを言いたいのでしょう。

You haunt me so … ある古いレコードの話

私が「マザーグース」の諸作品を知り始めたのは18歳でしたが、10数年経って手に入れたMother Gooseというレコード(1958初版発行)は、それまで私が抱え持っていたイメージ全てを崩し去り、そのプレゼンテーションの凄さに、私は取り憑かれてしまったようで、その魔力は今も全く衰えていません。

そんな気持ちをhauntという動詞で、This record haunts me.と表せます。The house is haunted.と言えば「あの家は霊に取り憑かれている」ということですし、ディズニーランドにはThe Haunted Mansionがまだあります、ね?(ありませんでした。あの西の幽霊や言葉遊びに溢れた英語アナウンスの完訳は骨が折れるかもしれません。)

007『ロシアより愛を込めて』の同名の主題歌には、♬私は幾多の場所、顔、微笑を見てきたが、oh, you haunted me so … という部分があり、私のhauntとの出会いは多分この曲のように思います。

そのレコ-ドMother Gooseがこれです。レコードは持ち主と共に劣化中ですがそのパワーは不滅です。

そのレコードを、米国のトークショウTonight Showで、「ブラックリスト」のジェイムズ・スペイダーが紹介していたのには驚きました。これがその様子です。

https://www.youtube.com/watch?v=_b7KIrV82Vo

スペイダー氏は4歳で初めて聞き、The whole record haunts me.と語っています。4歳と20代後半という差は大きいですが、このレコードの取り憑き度の凄さを改めて感じ、同時に彼のファンになりそうです。はは。