Berry elementary, Watson.

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ポスターです(米国本土にて)。よく見るとスペルが・・・Berry Beautiful? 見上げると化粧品専門店。果実が原料の製品らしい。これ、語呂合わせ・駄洒落(pun)の一例です。VeryをBerryに換えて通行人の目を惹く手。人はパンのみにて生くるに非ず、といわれますが、punのみにてパンを得ようと生くる勢いです。「初歩的なことだよ、ワトソン」(Elementary, Watson.)の決め文句で知られるシャーロック・ホームズ氏に言わせれば(言わないでしょうが)、A berry elementary pun, everyone.でしょうか。punはシェイクスピアから広告・メディア・演芸・一般人まで盛んです。punの実にて生きる社も有り。「親父ギャグ」などと言って私たちを巻き込んで袖にして国語での言葉遊びを捨てた人々よ。目覚めよ。英語の面白さの基本を実よ。(Berry excited punsterより)

I have good news for you.

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CDブック「英語のCM・アナウンス」が第3刷になりました。 内容は、過去にListen for It!のコーナーのために創作されたものからの抜粋です。様々なCMと、機内アナウンス、交通情報、バンドのライブ情報、週間天気予報、有害廃棄物処理のお知らせなどで、本場のラジオに負けない良い出来です。ターゲットは30。それぞれ2つの質問が付いています。「高速に乗らない」ものもいくつかあり、語彙の宝庫でもあり、英語圏の生活文化を感じ取ることもできます。繰り返し楽しみ、かつ苦しみながら聴けるよう、プロの声優さんたちと音声技術社が頑張りました。LISTENの文字を並べ換えるとSILENTになりますが、リピートしたりシャドーイングをしたり、”一人全役”をしたりして、耳だけでなく口にも落とし込んでください。The more you listen, the more you learn.

新年録音スタート 

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昨日新年初の『ラジオ英会話』の録音があり、パートナーのKatie、Jeff、スタッフの皆さんとで、元気に収録を終えました。書いては書きというリズムが崩れて嬉しきスタートです。「はくしょん!」を英国語では「アティシュー!」(Atishoo!)とも綴るという話のあと、休憩時にKatieが真顔で、Ken, doesn’t the word “tissue” come from “atishoo?(「ティシュー」は「アティシュー」から来ていないかしら?)。こういう質問をA million-dollar question.(大難問)と呼びます。結局tissueの元は繊維、atishooは擬声語的(echoic)まで分かり、賞金は宙に浮いたままです。Jeffさんとはお互い気になっているHow About Youという歌の出だしを確認したり歌情報(song facts)を交換したり。ちなみに駅前などで得られるティシューは1枚ずつ数えられ、Does anyone have a tissue?などと質問出来ます。休憩は楽し。も。Breaks are fun!…too! 今年もよろしくお願いします。

Katieさんのブログです。http://englishwithkatie.com/daily-blog/

Jeffさんはご自分をI’m a Cro-Magnon.とお呼びになるアナログ派です。いいなあクロマニヨン。

今日の『ラジ英』 英語の「我」の強さ

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今日の「ラジオ英会話」は、脚を痛めた学生が、教授に電話で試験を受けられないことを連絡するという場面の樂習です。彼は「足を使ってはいけない」ということをI have to stay off my feet.と伝えます。stay off …(・・・を避ける)は、stay off the lawn(芝生に入らない)、stay off sugar(砂糖を摂らない)と応用でき、あるものと自分が接触しないというイメージがあります。今回の例は、何と自分が自分にくっついている足から離れたような、Iがfeetを下位レベルとして扱っているようなイメージ。完治したときに使えるI’m back on my feet!(元気になりました!)もこれまた、Iが再びしっかりfeetにくっついたというイメージです。イディオムとはいえ、Iは強し。feetは弱し。私は新年から捻挫をしました。どちらも大切に。

クリスマスツリーの未来

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デッドスペース?だらけの写真ですが、 これは、島のゴミ中継所(refuse transfer station)の一部で、この季節に用意されるクリスマスツリーを捨てる場所。ちょうど一本ピックアップの荷台から下ろした人がいました。ゴミ焼却炉(refuse incinerator)がないこの島では、こうした緑のゴミは集められてすべて粉砕され、土を保護するマルチ(mulch)にされ、ホテル、農家、個人、誰にでも無料で分けてくれます。ちなみに、ツリーのサイズにこだわる親も多いようですが、次の言葉は至言です。Never worry about the size of your Christmas tree. In the eyes of children, they are all 30 feet tall.(お宅のクリスマスツリーのサイズを心配することなかれ。子供の目にはどの木も皆30フィートである)

松林檎?

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パイナップルの赤ちゃんです! ウズラの卵大です。もののサイトによると、英語では過去にフルーツの多くをappleという名をつけて呼んでいた時期があったとか。象林檎(elephant apple、びわもどき)、豚林檎(hog apple、ノニ)など数多く、果ては松ぼっくりまでpineappleと呼んでいたのですが、この南国のフルーツが”発見”されてその名が当てられ、元の松ぼっくりにはpinecone(松円錐)という新名がついたとのこと。ハワイのパイナップルは5月~8月が旬で、ナスのように年中なるわけではなく「常ナップル」の名を冠することは無理のようです。それにしてもappleという語、応用(application)の範囲が広い(extensive)のでした!  これを無理して言えば、The APPLE-ication was extensive! (座布団来るかな?)

今日の『ラジ英』 You’re breaking up.

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1月のテーマは「電話会話のいろは」で、今日金曜日は月~木曜日の復習です。相手の声がボツボツと切れて聴き取りにくいとき使う表現が、Sorry, you’re breaking up.で、直訳風だと「すみません、あなたは割れてばらけているところです」ですが、IDIOMとしての意味は「あのう、声が途切れています」。I can hear your voice only intermittently.と、客観描写して相手を感心させる手もありますが、こうした表現の方がより”体温”に近い響きがあります。ただこの表現までbreak upすると?!? やはり固定電話(land line)の安定感は得がたいですね。

「ラジオ英会話」(NHK第2放送)は、月~金が6:45 amのあと、0:25 pm、 3:45 pm、9:45 pmに再放送、土曜日は11:45 amに金曜の再放送、日曜日は4:30~5:45 pmに月~金の再放送があります。

インターネットで「NHKゴガク」の次のサイトを開き、最下段の「ストリーミング」からログイン手続きをすると1週間前のラジオ放送がすべて聴けます。 https://cgi2.nhk.or.jp/gogaku/english/kaiwa/

ANNUALからPERENNIALへ!?!

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夏に育て、さよならをしたはずのナスです。冬に来てみるとまだ生っていました。結実(fruition)から10日も経つと何とか食べられます。育つのが見えるくらい(You can almost see it grow!)です。ナスは一年草(annual)のはず。あちこちのサイトによると気候によっては多年草(perennial)になる! インドでは木になる!! 名歌「クリスマスの12日」のインド版は梨の木でなく「ナスの木にヤマウズラ」か。それはともかく冬がないので越す必要がない。これはもう「常ナス」です。

夢の学校

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昨年暮、帯広のジョイ・イングリッシュ・アカデミーの恒例イベント「夢の英語学校」に特別講師として招かれ「イディオムって?」という話をしました。皆さんにリピートしてもらっています。生まれて7年生きた北海道。いつ来ても、帰って北、いや、帰って来た、という気分になります。パーティーでは新進気鋭の英語コーチ山田暢彦さんの伴奏でエルビスまで歌わせてもらいました。ウィットの大家オスカー・ワイルドはあるパーティーでホステスにAre you enjoying yourself?と訊かれ、I see nobody else to enjoy.と答えたとか答えなかったとか・・・。無論そういう意味ではなく、「楽しんだ」という意味のI really enjoyed myself!でした。新進気鋭の写真家としても知られる学院長の浦島久さんは「玉手箱」というブログも運営。開けても煙は出ません。若くなります。(新進気鋭のブロガー記) 箱はこちら: http://www.joyworld.com/blog/

『オズの魔法使い』の禁煙サイン

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文字だけの禁煙サインが多い中、これは米国国民映画The Wizard of Ozの主要キャラクターの一人、ワラで作られたScarecrow(カラスおどし、カカシ)が登場。彼が悪い魔女(The Wicked Witch of the West)に火を点けられる場面は子供にも大人にも衝撃的。1939年公開の映画が、いまだにこんなところにまで使われています。というのも英語圏の子供はこの映画を見て育ち、要所要所のセリフは大人も覚えていて引用します。80年近く前の映画がデジタル・メンタル両面で保存されているわけで、燃えてる文化だなあ。