今週の『ラジオ英会話』から 空港での英語

今月はThailand Adventureです。

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昨日は主人公夫妻がスワンナプーム国際空港に着陸し、入国手続きに入るという場面でしたが、そこで「入国審査」、「税関」に関して次のやり取りがありました。

H: Let’s hope we clear immigration and customs quickly.(入国審査と税関はさっと通過するよう祈るとしよう)
S:  There’s passport control up ahead.(この先が入国審査よ)

「入国審査」には、immigrationとpassport controlという言い方があります。「税関」はcustomsです。

これらの語の使い方に共通するのは定冠詞のthe が付いていないことです。

passport controlをネットのLongman辞典をチェックすると、
[uncountable]
It took us ages to get through passport control.

定義では、[uncountable]不可算だとしています。「私たちが入国審査を通過するのに延々とかかった」という例文でもget through passport controlとthe 抜きです。他の辞書の定義も同様です。

これは、正確にはthe passport control counter/checkpointなどと表すことができますが、会話のためにpassport controlに略したと考えることができます。the immigration counter/checkpoint、the customs counter/checkpointにも同じことが言えます。

このthe 抜きの形は大変便利で、上のやり取りのHが使っているように入国審査の「手続き」を表すこともできますし、Sのように入国審査をする「場所」を表すこともできるのです。

空港で旅行者の手荷物や携帯品をチェックするsecurityもthe security inspection counterなどの略と考えられます。これで「保安検査」と「保安検査場」のどちらも表すことができます。

以下、同じLongmanにある、出発と到着の際のを簡単にまとめた「空港での手続き」です。the抜きの使い方をチェックできます。

what you do at the airport:When you arrive at the airport, you go into the terminal building. You check in for your flight at the check-in desk. You show your passport at passport control and then go through security, where they check that you are not carrying any weapons. If you have time you can wait for your flight in the departure lounge. When your flight is called, you go through the departure gate in order to get onto the plane. The plane then takes off from the runway. After your plane has landed, you go to the baggage reclaim to collect your bags, then go through customs and immigration, where they check your passport and your bags. You then go out into the arrivals area.

英え-O

前回取り上げた曲「バナナボート」は、日本における英語替え歌の始祖とも呼べるもので、例えば、Me say day, me say day….の部分は「イデデ、イデデ・・・」と痛みを表すような気分で歌われることもありました。英語はジャマイカのもので、母音が日本語のそれに似ていて、パロディー化が楽だったのでしょう。1950年代に大流行したこの歌は、1995年に、日本の野球選手のために復活します。米大リーグへ渡った野茂投手が登場すると、観客席のドジャーズファンが、Day-oを、野茂氏の名・英雄にかけて、

Hide-o, hide-o.

そして、あともジャマイカンジャパニーズイングリッシュ風?に

Nomo pitch and no runners come home. 野茂投げる走者誰も家に帰らない(come homeは野球でホームインのこと)。これはDaylight come and me wanna go home.の替え。

One strike, two strikes, three strikes, out!  これは、Six-foot, seven-foot, eight-foot bunch.の部分の替え。

Hey, Mister Tommy man, Hideo’s top banana!  これは監督のトミー・ラソーダに英雄は最高(top banana)だと認めよ、といったことでしょう。これは、Hey, Mister Tallyman, tally me banana.の替え。

歌詞はNomo Hideo Parody Song検索であれこれ。球場以外では、日本のグループのディアマンテスがYouTubeで歌っています。

Thanks a bunch!

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「バナナボート」- オゥ

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英語の歌があって、それを日本語で空耳的に言葉遊びする時代があって、私はその真っ只中で育ちました。

今週の『ラジオ英会話』ではハリー・ベラフォンテとオデッタのThere’s a Hole in the Bucketを鑑賞していますが、ベラフォンテの大ヒット曲「バナナボート」は、見事に当時の日本のpunster(語呂合わせ家)たちの歯牙にかかりました。

Day-o, day-oでスタート。これは「日」と「松島や・・・」の「や」が合体したもので「や」もoも呼びかけ語です。「日や」(朝や)ということでしょう。「手えを、足を」と歌っていたのは9歳の私だけではなかったでしょう。

Daylight come and me wanna go home.はDaylight has come and I want to go home.で、日が昇って家に帰りたい、とは夜中に労働をしていたようです。

Day, me say day, me say day, me say day, me say day, me say day-o.  日、俺は日と言ってる、日、日、日、日と言ってる、日や。

Work all night on a drink of rum. 現在形なので習慣でしょうか、夜中働く、(やはりそうでした)。ラム飲んで。I work all night on a drink of rum.  うーむ、カリプソ、カリブ、ジャック・スパロー、ラム酒-o。

Stack banana till de morning come.  バナナ積み上げる朝来るまで。I stack (up) bananas till the morning comes.

Come, Mister Tallyman, tally me banana. バナナを数える(計る)係、検数員に、早く来いよ、俺のバナナ数えてくれ、と。Come, mister tallyman, tally my bananas.

Lift six foot, seven foot, eight foot bunch. リフトしろ 6フィート、7フィート、8フィートの房を。計量を要請。Lift six-foot, seven-foot, eight-foot bunches.私はまだ見たことがないけれど、2メートルを超えるバナナの房があるそうな。

A beautiful bunch o’ ripe banana.  美しい熟れたバナナの房。A beautiful bunch of ripe bananas.

Hide de deadly black tarantula. 黒いタランチュラを隠せ死ぬぞ。実際にはほぼ無害のクモとか。これはほぼママで。

「今月つあ足りない、借りねばなーな」というのがCome, Mister Tallyman, tally me banana.の言語遊戯で、大人も子どもも繰り返していました。その意図的な空耳語が、9歳の私の脳内にも響き、以後鳴り続けているのですから、歌の影響悪影響は計り知れません。

Habananaイス night!

 

スピルバーグの携帯電話感

大学を出たての若者2人がサイモン&シュスター社を立ち上げ、その最初の出版物として、削ってとがらせた鉛筆を付けて世に問うたクロスワードパズル集が、超爆発的ヒットとなったのは1924年のアメリカです。通勤電車の乗客の7割が、消しゴム付き鉛筆を握り締め、クロスワード本に向かって頭を傾けていたという記録があります。各車両の両端には辞書が用意され、ミニ辞書の付いた腕時計が流行しました。私は携帯をのぞき込む人々(自分も含め)で一杯の電車に乗ると、見たことのない90年あまり前のその光景を思い浮かべることができます。

今日は散髪に行き、頭も軽く気も軽く、帰り道にコーヒー店で、パソコンや携帯から離れ、手書きで原稿の構成をしてみました。と、ラッキーにもうまくいくではありませんか。さらに歩くと、その褒美のように、ある花屋に半八重と冠したタチアオイ(hollyhock)が置いてあり、大好きな花なので持って帰りました(もちろん払ってからですが600円でした)。

以下、テクノロジーのチャンピオンでもあり、CG無し映画Jawsの監督でもあるスピルバーグの言葉です。food for thought(考える食べ物、思索の種)にどうでしょう。拙訳はYours truly。

Technology can be our best friend, and technology can also be the biggest party pooper of our lives. It interrupts our own story, interrupts our ability to have a thought or a daydream, to imagine something wonderful, because we’re too busy bridging the walk from the cafeteria back to the office on the cell phone.  Steven Spielberg

(テクノロジーというものは私たちの最良の友になることができますが、同時にテクノロジーというものが私たちの人生最大の楽しみを台無しにすることもあります。私たちが自分で自分の物語を紡ぐ邪魔をする、あることを考えたり、ボーッと夢想したり、何か素晴らしいことを想像することができる私たちの能力を使わせまいとするのです。なぜなら、私たちは社員食堂からデスクまで歩いて戻るその道筋に、携帯電話という橋をせかせかと架けてしまうからです。   スティーヴン・スピルバーグ)

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英語のピカイチリドル

What is black and white and /red/ all over?

「全体が黒と白と/red/のものは?」。これは、英語圏で育った人間ならおそらく誰でも知っているriddle(なぞなぞ)です。

大きくなってから移民した人の場合は、その子どもが覚えてきて、親にこの質問をします。全体が黒、白、赤のものを頭に浮かべようとしていると、

It’s a newspaper!

という子どもの声が聞こえます。

Why?

と親が尋ねると、

Because it’s in black and white―

ああ、なるほど、「印刷物」のことだなin black and whiteとは、うーむ、わしの子どもも大きくなった、と感心しているところに

And it’s read all over.  You know, R-E-A-D, read.

ああ、子どもにスペルまで教わってしまった。自慢の子が出来た。つまり、「印刷物であちこちすべて読まれるものだから新聞」ということか。

口に出せばredもreadも同じで、薄き味噌汁、そこがミソです。

このredとreadはhomophones(同じ音で綴りが違う語)です。homoは「同じ」、phoneは「音」です。

さて親は2番目の息子を犠牲者にしようとこのリドルをかけてみます。教育目的もあるわけですから。30年代の人気映画シリーズの名探偵で子沢山のチャーリー・チャンがいたなら、number two sonと呼ぶでしょう。

それはともかく、ナンバーツーサンは知らないのか答えないので、親が得意げにIt’s a newspaper!と言うと、ナンバーツーサンが、

No, it’s a blushing skunk,(いや、恥ずかしがっているスカンク)

とニッコリ。実はこの黒白/red/のリドルは、ああ言えばこう、というplan B付きです。Bの場合は、このように/red/が「読まれる」でなく「赤」で、その他、

A sunburned penguin.(日焼けのひどいペンギン)

An embarrassed zebra. (きまりの悪いシマウマ)

A communist nun.(コミュニストの修道女)

など様々で華やかです。KOSとしても黙っておれないので、和風plan Bを2点。

A panda celebrating Kanreki. (還暦を祝っているパンダ)

A squashed Ichigo Daihuku. (つぶれた苺大福)

そして手近な画像で締めておきます。これも答えになりそうな。私の好きな本のうちに入っています。

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先週の『ラジ英』から  mal-はバツなり

6月10日のComputer ProblemsではYou may have downloaded some malware.あなたはマルウエアをダウンロードしたかもしれない)、11日のTrain Delayでは、Due to a malfunctioning door, the train is temporarily out of service.(扉の誤作動で電車は一時的に運転を見合わせています)と、mal-が頭に付く語が登場します。

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mal-はbad, wrong, ill(不良、不全、不調の)といった芳しくない意味のラテン語の接頭辞です。

イタリア語で「空気」はオペラの詠唱と同じariaで、イタリア人医師が沼沢地の空気から高熱の病気が発生すると見立てて付けた病名がmalaria(マラリア、悪+空気)です。のちに蚊が媒介する(mosquito-borne)とされましたが名は変わっていません。

シェイクスピアの喜劇『十二夜』には、自由に生きる人間を無品格と糾弾しつつ愚かな行動に走ってしまうマルヴォリオ(Malvolio)なる人物が登場しますが、彼の名も英語でill will(悪意)という意味になります。

人名が出たのでもう一名。シェリダンの喜劇『恋がたき』に登場するひとりの夫人は、上級表現を目指しながらいつも1語だけ、似たような発音で意味のまるで違う語を使ってしまい、その都度、観客や他の登場人物たちを呆れさせます。彼女の名はマラプロップ夫人(Mrs. Malaprop)で、フランス語からの借用語malapropos(マラプロポウ 「不適切に」、apropos「適切に」の反意語)をひねったものです。

劇がヒットしたおかげで、こうした間違いがmalapropism(マラプロピズム)と呼ばれるようになり、彼女の名は文学史とポップカルチャーに定着しました。その発言のひとつに、”She’s as headstrong as an allegory on the banks of the Nile.”(彼女はナイル川の堤の寓話のように強情ですわ)があり、これはallegory(寓話)ではなくalligator(ワニ)と言いたかったのでしょう。

こうした発言のひとつひとつをmalapropismと呼ぶことができるので、malapropismsと複数にすると、そうした例を集めたものを意味します。和訳は「(言葉のこっけいな)誤用」などと歯切れが悪く、そのままの「マラプロピズム」がaproposでしょう。

最近では、「大量破壊兵器」をweapons of mass production(大量生産兵器)と呼んだ米国大統領のBushismsや、Tomorrow never comes.(明日は決して来ない)という格言を、ドラマーがTomorrow never knows.(明日は決してわからない)と誤引用したRingoismsがあります。後者は他のメンバーがそのまま歌のタイトルにしてしまったという英国の有名バンドの逸話です。

テレビでは『NCIS』シリーズの女性捜査官ズィヴァが、毎回(episode)必ずイディオムを間違えていました。これを楽しみにしていたファンは、彼女の突然の降板に落盤、いや落雁、いや落胆したことでしょう。以下、彼女のidiomatic malapropismsを集めたサイトZivaismsへのリンクです。http://ncis.wikia.com/wiki/Ziva-Isms

それにしても彼女の降板には僕も大いに落下傘致しました。

紫蘇はshiso

シソが元気に数名、石段の割れ目(crack)で繁っています。紫蘇繁栄。

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英語でperillaという上級の呼び方があります。赤ジソの葉を見てステーキのイメージを描いたのでしょう、beefsteak plant(ビフテキ草?)という名もあります。

ただこれらの名よりWashokuの伝播パワーでしょうか、海外ではshisoという名で種も売っています。

塀の下にも紫蘇とした麗人が!

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Shiso cool.

 

今日の『ラジオ英会話』 すこしもGreatでないgreat

ダイアログTrain Delayでは、会議に向かうツトムとアンが電車の遅延にぶつかり、ツトムがアンに「電光掲示板に30分遅れと出ている」The monitor says the train is delayed by 30 minutes.と伝えると、アンがGreat.とつぶやきます。

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通常、よく知らない相手には、It does?とか、Really!、Oh, no.など、反語でない言い方を使いますが、ある程度互いに気心が知れてくると、こうした言葉のスタントが用いられます。

その他、Perfect. How nice. Wonderful. などがあります。

こうした反語を英語でironyと呼びます。別の形の反語にrhetorical question(修辞的疑問文)がありますが、これはWho knows?(誰にもわかりませんよ)のように質問の形を借りた反語です。

ironyは「皮肉」のことですが、ここでは「反語、反語法、アイロニー」という和訳が適切です。

あまり使い過ぎると、ironist、satiristなどと呼ばれるのでご注意。

satiristには「風刺家、風刺作家」の意味もあります。そのsatireがたっぷり入ったSF傑作喜劇と言えばBack to the Futureです。その一場面、主人公のマーティーが家に帰ると、週末にガールフレンドと湖へドライブするのに必要だった父の車がぺしゃんこになった(totaled)状態で牽引されていきます。そこで一言(3語)アイロニーを発する場面がこれです。

http://www.anyclip.com/movies/back-to-the-future/the-car/#!quotes/

ちなみにextreme ironistという言葉があります。「極限の皮肉屋」? 実は、海底や狭い山の頂き、あるいはロッククライミングやスカイダインビング中など極限状態でアイロン掛けを楽しむ人を指すそうです。一種のスポーツでextreme ironingと呼ばれています。

私もアイロン掛けは好きなほうですが、このスポーツ、オリンピックの正式種目に申請中とのこと。私としては、Iron understand. です。

 

 

またあとで ユリカモメ

See you later, alligator.

まず別れの挨拶を言い、そのあとに韻を踏む語を加える、という言語遊戯です。寅さんの「さよなら、三角・・・」は頭韻の使用ですが、こちらはlaterとalligatorが脚韻を踏んでいます。それに対して、返す文句が、

In a while, crocodile.

こちらも、whileとcrocodileが脚韻を踏んでいます。

これが英語での定番別れの語呂合わせやり取りです。これに飽き足らずにいくつもの新手を加えたのがこちらです。

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”別れ”関連の表現を持って来ては、苦し紛れに動植物頼み。まあ、何とも微笑ましいものです。

そう言えば、See you later, Terminator.なる手も定着しています。

そこで人名を並べてみました。以下、KOS流「別れの駄洒落」英語版です。

Be good, Robin Hood.

Don’t be a stranger, Lone Ranger.

Don’t forget to write, Frank Lloyd Wright.

Have a nice day, Michael Bay.

Good-bye, 周恩来.

早くもネタ切れでしょうか。

このへんで、ミヒャエル・エンデ。

またあとで、ユリカモメ。

 

『ラジ英』から ハザードとイーヴル

5月のダイアログOverloaded(過負荷)の中程で、ジョンが義母に、Betty, you’ve got all of your appliances plugged into this extension cord.(ベティー、家電品を全部この延長コードに差し込んでいますね)と指摘するところがありました。(義母をBettyとファーストネームで呼ぶのは英語圏では当たり前のことで、水平的人間関係を建前とするスタンスがこんなところにも現れています。)そして、

It’s a fire hazard. Feel how hot it is.

と延長コードが熱を持っていることを教えます。

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fire hazard(火災の原因)は、辞書の掲載率がかんばしくないのですが、日常会話の常用フレーズです。fireを高く、hazardを低い音で発します。Collinsオンライン辞典では、例文にChristmas decorations can be a fire hazard.があり、クリスマスの飾り付けもファイアハザードになりうるのです。

hazardは「障害、リスク」を表します。「サイコロ」が語源とされ、ゴルフやビリヤード、古代のロイヤルテニスの用語にもなっています。

最新のハザード関連の語として、20世紀後半に生まれたbiohazardがあります。goo辞書の定義では、[名]1 バイオハザード,生物学的有害物質:生物学的研究で用いられたり,つくり出される病原物質.2 生物学的災害:生物学研究用の病原物質が研究室外に出て起こる。

同名の日本発人気ゲームや映画は、英語版ではResident Evilという別名になっています。その意味がよくわからず気になって調べてみました。まず、米国にはすでにBiohazardなるヘビーメタル系バンドが存在していたのがタイトル変更の理由。私はゲームをしないのですが、『バイオハザード』は広大な敷地内の屋敷や研究所で展開されるようで、そこには、生物学的実験で変化した様々な邪悪な住人がいるとのこと。そこで英語タイトルの解釈になりますが、

1) evil resident (邪悪な住人)を詩的に倒置してResident Evil「住人邪悪」なにか中国風。雰囲気はありますが、ただ住人は単数ではないようです。

2) residentは名詞だけでなく形容詞の機能も持ち合わせていて、オンライン辞書で「resident で始まる」を選択すると、resident command「常駐コマンド」、resident database「レジデントデータベース」、resident library「レジデントライブラリー」など、コンピューター用語がズラリ。ゲームタイトルはこうした流れで(along these lines)名付けられた感もあります。そしてevilを不可算名詞として扱って、KOSではタイトル和訳を「常駐邪悪」と言うよりは、「そこに住む邪悪」、いや「そこに棲む邪悪」とでも。

ちなみに高校時代、早川書房の『SFマガジン』を愛読していた私はSF映画のファンでもありますが、伝統的なSF小説や映画では、女性が叫び、男性が救う、という決まったパターンがありました。ですから、『エイリアン』シリーズのリプリーの登場は驚きで、『ターミネーター』シリーズのサラ・コナー、そしてこのゲームの映画版のアリスと、SF主人公の新しい流れはH・G・ウエルズやジュール・ヴェルヌがひっくり返るほど素晴らしいものがあります。

それはともかく、Resident Evilの件、Evil to get it?