ラスベガスのトンネル1本開通で来るべきものが2本来る

技術者で企業家のElon Muskの掘削会社 The Boring Companyが、ラスベガスの地下交通網建設目的で作る2本のトンネルのうち1本を完成した。

同社は開通の模様を Breakthrough! と題してツイート。
このタイトルは「快挙」と「壊して通すこと」を掛けたもの。
https://t.co/v.J7Jmz2nNb
ニュースメディアでは、
It’s nothing boring.
などと、boring(つまらない)の意味にひっかけてキャスターがコメント。

なお、掘削することをいうカタカナ語の「ボーリング」は、bore(掘る)の動名詞から。

2本目開通時はよりシャープな地口が出るものか。

荒川清秀さんの本

中国を旅行したときのこと。上海美術館で、一幅の掛け軸に興味を持ち、英語と漢字を使って、その漢詩の意味を係の方に教えてもらったことがある。楽しい時間でした。荒川先生が総決算と仰るこの本には、日中の漢字の相違点から中国語へ貸し出された日本語まで、大小の謎の解明がわかりやすくなされています。   

Bambi

デジタルのINBOXにWORD OF THE DAYのメールが届く。開くと今日の単語はbambino。little boy、baby boyという意味。
遙かに遠い記憶がよみがえる。5、6歳の頃だったか、人生最初に見た映画に「白い馬」「ピノキオ」「バンビ」がある。これら3作すべて、大画面・大音響で 人間の怖さを 子供に教えてくれた。喜劇もあっただろうに覚えていない。
Bambiはオスの子鹿。そうか彼の名はbambino経由のようだ。ご家族はイタリア系か。しかと了承。
そういえばもう1万年ほど前になるだろうか「チャオチャオバンビーナ」というイタリアの唄が日本で流行した。歌手はドメニコ・モドーニョだったかドモーニョだったか・・・(一瞬検索の間)モドーニョであった。 bambinaはlittle girl、very attractive womanとある。




百葉箱よ・・・

火の駅の庭に立つ装置。

早朝横を通るたびに小学校初期に作った地口のネタのひとつがこれだったことを思い出す。「十葉箱」・・・とは百を十に置き換えただけの、他愛もない、自愛のみの作品で、 あの時点で赤面すべきであったのだが、果たして 得意顔の自分を今でも覚えている。学校の校庭にあったこの装置を見たりその横を通ったりするたびにしばらくのあいだ口に出していたのだから周囲の人々の迷惑はいかばかりだったか・・・。

英語にStevenson screenという頭韻名がある。以下Wikipediaより有り難う。

A Stevenson screen or instrument shelter is a shelter or an enclosure to meteorological instruments against precipitation and direct heat radiation from outside sources, while still allowing air to circulate freely around them.  

インストラメント・シェルターという別称も乙だが、この発明者のStevensonは、「宝島」、「幼年詩苑」、「小瓶の小鬼」でお世話になったR.L.スティーヴンソンの父君だったのだ。

It was designed by  Thomas Stevenson (1818–1887), a Scottish civil engineer who designed many lighthouses and was the father of author Rober Louis Stevenson.

というわけで「重要箱」でもあった・・・のだが、何百年も生きて今頃出た新たな地口にただLolのみ。

サンゴ礁の彼方に

早朝に歩けば当たるミュージック。朝6時の消防署からBeyond the Reefが聞こえて来た。

♬ Beyond the reef where the sea is dark and cold … という暗い歌詞はなく、短いスチールギターの優雅な旋律のみで一日を始めるようだ。楽し。ご苦労様。別の朝は別の曲かな・・・

Dilly Dilly から始まる

英語島コンビニでのビールの広告。TVCMでは王がこのビールを持ってDilly Dillyと言うと家臣が応える。広告写真のボトルホルダーも冠crownのデザイン。Be a true friend of the crown.のcrownだ。
なぜ王がDilly Dillyなのか。コピーライターが何となく思い付いたという記事もあるが、私はマザーグースの唄がひとつのヒントになったという気がしてならない。あのラベンダーの韻詩。

Lavender’s blue, dilly dilly,
Lavender’s green.
When I am king, dilly dilly,
You shall be queen.

王冠とビールと言えば、あのCorona Beerを忘れては話にならない。
coronaは王冠の意味であり、商標もそうだ。
今回のアウトブレイクではネットに次のような断りが出ている。

A Disproportionate Amount of People Think the Coronavirus Is Linked to Corona Beer

No, the coronavirus has nothing to do with the alcoholic beverage.

このamount ofを可算名詞に使うのは止められそうもないトレンド。
とにかくコロナウィルスとは無関係と言いたいのは当然。
ただ完全に無関係とは言えない。
それはおそらくcoronavirusの球にとげとげの形が王冠を想起させることからの命名だったろうから。
と、ここまで来て、太陽のコロナthe solar coronaもある、と思い付き、思い切ってウィキ参りをすれば、Bingo!と喜べぬ冬の宵。