今日の暦 さくら草

カミさんからクリスマスにもらったガーデニング暦の今日のページには、primrose(さくら草)の由来が載っています。first roseの意味を持つprime roseがその語源。バラに似ているのと、春一番に咲くことから、「第一のバラ」ということでしょうが、ただ現代では、すでにこの季節に元気に出回っています。これもひとつの温室効果でしょうか?!

FullSizeRender-3

この暦は、米国の伝統的な年鑑The Old Farmer’s Almanac(老農家の年鑑)をもとに、特にガーデニング好きのために作られています。その年鑑は1792年から続く北米最古の出版物で、天気予報からファッションまで、果敢な年間予想が立てられています。例えば3日前の13日の金曜日にあったのは、

FullSizeRender-3

「伝統的に、この日が一年で最も寒い日である」とあり、実に”果敢”なところを見せています。ただ、1月という月は2月より寒いという話もあるようですし、とにかく225年の歴史を持つこの本に楯突く気はありません。

この年鑑に興味のある方は、このサイトのLOOK INSIDEをクリックすると中身を覗くことができます。https://www.amazon.com/Old-Farmers-Almanac-2017-Anniversary/dp/1571987029

ちなみに「暦」の語源は「日(か)読み」とのこと。

また、primroseが「第一のバラ」なら、さくら草のさくらもバラ科のようで、おお、マッチングOK! ですが、ただ、さくら草はバラ科ではなくサクラソウ科の植物だそうで、小生の脳内がサクラんしソウ也。素人のガーデナーにはある程度のいい加減さが必要也と見ています。

蝶を見て思い出すこと

夏の始め、散歩中に、道ばたに横たわっている蝶を見つけ、手に取って、しばらく一緒に歩きました。

手に乗ったまま、こちらを見て羽を一生懸命広げているようで、思わず感情移入。

fullsizerender-1

蝶をじっくり見ていると、「胡蝶の夢」という中国の話を思い出します。荘周という男が自分が蝶になった夢を見た話で、すっかり蝶になりきって飛びまわり、忘我の幸せを感じるほどだったのだが、やがて目を覚ませば、そこには紛れもない自分がいる。さあそこでわからなくなる。あのときの私は人間で、自分が蝶になった夢を見ていたのか、それとも今の私は蝶で、自分が人間である夢を見ているのか。

この話の出典は荘氏(Zhuangzi)で、英語圏でもある程度知られていて、例えば次のような英訳があります。

“Once upon a time, I dreamt I was a butterfly, fluttering hither and thither, to all intents and purposes a butterfly. I was conscious only of my happiness as a butterfly, unaware that I was myself. Soon I awaked, and there I was, veritably myself again. Now I do not know whether I was then a man dreaming I was a butterfly, or whether I am now a butterfly, dreaming I am a man.”

このお話、人生振り返れば夢かうつつか、栄華も幸せも短く儚いもの、といった風にまとめられることもあるようです。なるほど、強者が弱者の犠牲の上に殺戮と国盗りの日々を送った二千数百年前の中国は戦国時代の枯れ野に咲いた一輪の小百合のような想いではある。

すこし誇張した結論かもしれませんが・・・

 

 

風から生まれたフレーズ

音量を下げてからご覧ください。

12月の街角。

慌ただしくやって来てパッと消えるこの「つむじ風」。英語ではwhirlwind、「ワーウィンd」的発音で、whirlに第一アクセントが来ます。whirlは「渦卷き」で、そういえばあのニール・セダカのヒット「カレンダーガール」の一節にあったのが
“…yeah, yeah, my heart’s in a whirl …” 「・・・そうさ そうさ ぼくのハートは大混乱・・・」

Calendar Girl: https://www.youtube.com/watch?v=8CMGSMYcg0s

その真偽はともかくも、つむじ風の特徴である短さと慌ただしさをとらえた表現に、
  It was a whirlwind visit.(慌ただしい訪問でした)
があります。
その他に、
  a whirlwind romance(短く燃えて消えた恋)
  a whirlwind tour/trip(次々に目的地を訪れる大急ぎの旅)
など。

これはネットで見つけた、つむじ風と一枚の木の葉の、役割付き変わりノックノックジョークです。

木の葉: Knock, Knock
つむじ風: Who’s there?
木の葉: Leaf.
つむじ風: Leaf who?
木の葉: Leaf me alone.

ダコタの言葉

Dakota also says,
img_4010
“Enjoy life now. This is not a dress rehearsal.”

注:色々なバージョンのある詠み人知らずの言葉。dress rehearsalは公演前の最後の総合通し稽古で、日本では「ゲネプロ」と呼ばれるものですが、外猫の世界には無いようです。スポーツ界に「稽古横綱」あるいは広く「練習横綱」なるイディオムが有りますが、これはリハで堂々名人、本番で緊張し過ぎて・・・ということ。

ビジュアル早口言葉 

ある程度手強し。
逆にしてもやはり。
二語をくっつけることができるまで面倒かも。
一息5回どうぞ。

img_2936

/r/と/l/音がまだまだという方はすぐに練習習得のこと。話すのが嫌いな一大原因となる恐れあり。
Risten and plactice!?

2017年 元旦な話

久しぶりに国内で元旦を迎えました。
無風快晴!
ゴーストタウンのよう、という噂を聞いていたので、様子を見に朝の散歩に出たところ、歩くのがいとも簡単!

駅前にて。9:00 a.m.

img_4397

ロスアンゼルスの知人がNew Year’s EveやNew Year’s Dayはどこもpeoplyだと、新語(未だ市民権は得ていませんが)を使って嘆いていましたが、東京は逆。地理用語を借用すればpeoplessでしょうか。

この東京は映画『渚にて』のサンフランシスコやサンディエゴのようです。
その映画On the BeachのWikipedia以外のリンクとしては:
href=”http://www.imdb.com/title/tt0053137/”>http://www.imdb.com/title/tt0053137/

いつもは賑わっている公園に、バギーを押す人などちらほらのどか。

FullSizeRender-2

英語でIt’s a walk in the park.というと「公園を散歩するようにとっても簡単、楽勝、朝飯前」のようなvery easyという意味で学業や仕事を表すことができます。ある辞書に「ちょちょいのちょいだ」もありました。

Online Oxford Dictionaryの定義では、
Something that is very easy to accomplish:
‘As any director will tell you, doing Shakespeare isn’t a walk in the park.’
この例文は否定の形で、「大変なこと、あなどれないこと」を表し、同義表現にno picnicもあります。

これらのフレーズでで私的例文を作るとすれば、
The year 2016 was no picnic. I hope it’s going to be a walk in the park this year!

元旦な散歩のお話でした!

今年もどうぞよろしく!
Keep on smiling!!
And I’ll keep on walking and smiling!

1月の語源

もうすぐ新年。早い。2年に一度くらいのペースにすべきである。

英語Januaryの語源はローマ神話のJanusで、前後に顔を持ち、扉や入口を守る神。行く年と来る年とを見つめるイメージが。

ちなみにポルトガル語ではJaneiroで、ポルトガル人の探検家たちがブラジルの海岸で大きな河口(実は湾)を発見した際に、それが1月だったことからRio de Janeiro(1月の川)と名付けている。

知人に、新年に生まれた息子さんをJanusと名付けた方がいる。シーザーの名にちなんだJulyに生まれていたら、Juliusだったかもしれない。8月はやはりローマ皇帝が語源だから、Augustだったかもしれない。

1月に生まれた女性にはJanuaryという名がある。その他、4月ならApril、5月ならMay、6月ならJune。

これは11月の街で見かけたJanusさん。
fullsizerender-1

熱いトタン屋根の上の猫のように

いつものかすかな鳴き声がするけれど、見回してもどこにもいない。と、見上げればダコタ。
img_4172

日差しの強い上天気にトタン(tin)のひさし(eave)で日向ぼっこ中。「ひさしとは小型の屋根」という定義から、イディオムlike a cat on a hot tin roofを想起。

その心は、焼けたトタン屋根の上にいる猫のイメージに、心配や緊張が過ぎて居ても立ってもいられないことを重ねたもの。

ダコタの場合は、冬でもあり、屋根がそう熱いわけではないようで、MGM映画のライオンのように悠々たる風情。ライオンをbig catと呼ぶのもむべなるかな。

戯曲家テネシー・ウィリアムズは自作に、「欲望という名の電車」「ガラスの動物園」「去年の夏突然に」「イグアナの夜」「バラの刺青」など、一度聞いたら忘れられないタイトルをつける名人でもあり、この長いイディオムを借りたタイトルも立派。米国南部のイディオムが、この作品で世界に。

同様のイディオムにlike a cat on hot bricksと、熱いレンガの上に猫が乗る
ものもある。

近年、トタンということばはあまり聞かなくない。
ウィリアムズ原作のあの映画が出た頃には、トタンと言ったトタンにわかったものですが。
英語でtin。
例えばあの『オズの魔法使い』のハートを持たない錫色のクリーチャーはThe Tin Manあるいはthe Tin Woodsman(「ブリキ男」)として有名。

トタンとブリキだとブリキがより高級らしいが、英語に関する限り、tinでまとめられることが多い。熱いブリキ屋根の上の猫も有りそうだが、傷がつくとすぐ錆びるブリキは屋根には向かないそうだ。

ブリキ男は「ビバリーヒルズ じゃじゃ馬億万長者」のバディー・エブセンが演じるはずだったのだが、銀色メーキャップの中にあるアルミに負けて降板したことは有名。彼はそのあと、リハビリに大変苦労したそうで、その彼を救ってしっかり歩けるようにしたのが、殺陣師のマイケル・ヴェンドレル。マイケルはテレビ映画「ロスト」シーズン1,2の殺陣を担当。僕はハワイで知り合った。座頭市の真似が刀使いまで含めて絶品。お互いに市さんの声色を真似たり、彼の一押しという「笠間の血祭り」に熱弁を振るったこともあったが、逝去された。フレンドリーな獅子のような人だった。懐かしい。

同じライオンでも小型のダコタは無愛想である。
img_4010
立ち居振る舞いは立派なのだが・・・。
寒中、サバイバーよ、頑張れ!

メレカリキマカ

fullsizerender
ハワイからスナップ写真が。
アンスリュームのツリー。英語発音は「アンTHウーリウm」。
これは好きな花のひとつ。ハワイにはobake anthuriumなる品種もあります。
obakeは、そう「お化け」のこと。「オバキ」という人も多いのですが、
変わった色合いで、薄緑色のものなどはちと幽霊的。参考に:
http://anthuriumhi.com/tag/obake-anthurium-flowers/

多くの方から激励の言葉を頂いています。ありがとう!
来年は「大化け」じゃ・・・いや「小化け」で十分かも。いずれにしても、
Keep on smiling!!

Ken

P.S. I’ll keep on smiling, 2!!

迷ったら・・・

海岸で見かけた次のサインのIF IN DOUBTのフレーズで始まる文をよく見ると・・・

img_3567
(岸近くで崩れる波ショアブレークの注意)
img_3566
(潮流注意)

洗濯機に白い洗濯物を入れると、原色の物が混じっていて、色が移るかなと心配すると、もう一人が When in doubt, leave it out.(迷ったら外に出しておけ)なる知恵の定型表現と一緒にそれを取り出す。これは映画で見たのか、現実だったのか、両方か・・・。それはともかく、大事なのはdoubtとoutが韻を踏んでいるところ。

When in doubt(ちがうと思ったときは)やIf in doubt(もしちがうと思えば)という出だしのフレーズは、まとめて「迷ったら」と意訳することにして、これをdoubtと押韻して締めくくる伝統があります。

海岸のサインのgo outは、海へ出て行くというニュアンス。DON’T GO OUTで「外に出るな」、「デートするな」など、広い意味で使えそう。その他、使えそうなものに、
When/If in doubt, shout.
When/If in doubt, get out.
When/If in doubt、take it out.

この押韻パターンは、1874年初出のWhen in doubt, do nowt.(迷ったら何もするな)にも見られる。
 
押韻しないものもあって、
When/If in doubt, don’t. (迷ったらよせ)[ベンジャミン・フランクリン!]
When/If in doubt, punt. (迷ったらパントしろ) [アメフト、ラグビーなどのイメージ]
When/If in doubt, bring in relatives.(迷ったら親類を入れろ)[会社経営に]
When/If in doubt, mumble; when in trouble, delegate; when in charge, ponder.(迷ったらはっきり話すな、困ったら人に委せろ、責任者になったらよく考えろ)[出世階段クライマー?]

ピタリの状況で言う、状況にピタリと当てて言う、新手を作る、この3種の楽しみ有り。独り言もOK。
ライムしたい場合、押韻辞典を使って考えてみては。例えば:
http://www.rhymezone.com/

冷たい雨が降りそうな寒い朝、この散歩者は既製品で独り言: When in doubt, don’t go out.