
英語の入門は済んでいる。基本語彙もそれなりにある。生き馬の目を抜くよな英会話世界は遠い。といって身近な英会話状況がない。リラックスしながら行きたい。I’m fine, thank you.から始めたくはない。大人としての自分を感じながら進みたい。「英語で考える???」、いや、いや、日本語と英語を往き来しながら、両方の面白さを知りつつ、次第に前へと進みたいのだが、という方々。”普通さ”の部分をブラッシュアップしながら、生き馬目抜き世界と往来したいという方々に。
“Come one in!”
光熱費の上昇から生まれた新語候補。「暖かい銀行」という名からmoney bankではなさそうだ、という推測は当たりで、引き合いに出されることが多くなったエネルギー不足であえぐ英国製の言葉。(大和の国も同様なれど) オンラインCambridge辞典の右ヨコの新語欄からたどり着く。(「暖か観光」などの他の候補もある)
https://dictionaryblog.cambridge.org/2022/11/28/new-words-28-november-2022/
冬に家で暖を取れないときに行く図書館、美術館、他の公共施設。公共サービスやチャリティなどが運営しているという。
a place such as a library, museum or other public building where someone can go to get warm in the winter if they cannot afford to heat their home, run as a public service by a town council, charity etc.
Reading市では同市初の「暖かい銀行」がスタート。古いパブを改装したもので、一日中暖房を絶やさず、ホットドリンクやスープを共に楽しむ社交上として機能するという。「暖をくれるバンク」とは辛口の命名。
If you were in any doubt about the scale of the cost of living crisis devastating the UK, the fact councils and charities are preparing to open “warm banks” should tell you everything you need to know … The charity New Beginnings Reading is setting up Reading’s first warm bank this winter, hosted in an old refurbished pub. It will keep its heating on around the clock, and act as a social place where people can enjoy a hot drink and soup together.
[bigissue.com, 16 September 2022]
最後に辞書に載せるか否かの投票がある。
Should warm bank be added to the dictionary?
Yes! I’ve heard/read this term a lot.
Definitely not! Let’s wait and see. Maybe people will start using it.
VOTE
米国では今日がThanksgiving Dayで(カナダでは10月9日)、七面鳥、あるいは鶏が主役のThanksgiving dinner を前にして、感謝の祈りを上げるのが伝統だ。
I’m thankfulを、改まった気持ちでI am thankful.と3語にしてスタートしたりする。
そしてtoやforで人や物事に謝意を表する。
I am thankful to 誰々 for 何々 で、toが感謝する対象になる人を、forがその理由を表すことができる。
I am thankful for 誰々. と言えば、その人の存在に感謝することになる。
ただ、気持ちが溢れて、ある人の存在にforで感謝し、そのあと理由をforで述べるという情の流れもある。そんなときは、for誰々 for何々 という形になるし、耳にすることがある。
工場の白壁の紅葉。冬がつたわって来ました。
autumn colours autumn foliage fall colors fall foliage
どうもfall(米)よりautumn(英)が秋らしいと思ってしまう。試験国に生まれたせいかfallに和風の痛みを感じるからかも(failのFも目に染みる者だ)。一方、colors(米)がcolours(英)よりぐんと身近なので、結局autumn colorsという英米合作のタイトルになった。ナット・キング・コール(米)も🎵when autumn(英)leaves start to fall.と「枯葉」を締めているし。自分は「日」、無責任ながら100年も経てば垣根も取れる(か?)。AI語でテレパシックなコミュニケ-ションとなるか? とにかくこれはこれでよかでしょう。
男性寄りですが、サンタクロースをテーマに人生を4分割したのは
Nicely put.
と感じます。
人生のステージと言えば、シェイクスピア作As You Like It『お気に召すまま』では人生を7幕に分けています。「世界はすべて舞台であり、男と女はすべてただの役者」という名セリフのあと、男女にはそれぞれ登場と退場とがあり、年齢が進むにつれて7つの幕が用意されている・・・と続き、これも男性寄りの7段階が展開されます。
All the world’s a stage,
And all the men and women merely players;
They have their exits and their entrances;
And one man in his time plays many parts,
His acts being seven ages. At first the infant,
と、まず第一幕は「幼児」です。このあと
whining school-boy 鼻を鳴らす生徒
lover 恋する者
soldier 兵士
justice 判事
pantaloon パンタローネ(痩せた騙されやすい老人)
second childishness and mere oblivion 第二の幼児性とただの忘却
と続きます。興味のある方はゴマンとあるサイトの中から例えばここで。
https://www.poetryfoundation.org/poems/56966/speech-all-the-worlds-a-stage
私の「バーボンデー」B-Dayは未定で、TBD(To Be Determined/Decided)という文字が使えるという話をしましたが、史上最大の作戦と言われるノルマンディー上陸作戦が決行された1945年6月6日は機密上
D-Day
と呼ばれ、歴史に残っています。
すでに決められた日(determined/decided day)ばかりでなく、未定の決行日も表せるのは、「D」が「day」の略であるからで、同様に、
H-Hour (「H」はhourのイニシャル)
は「決行時間」を指します。
夜、散歩に出ると道端で数人が固まってボソボソ話しながら空を見ている。よく見ると家族だ。子供が二人と両親。山桜の向こうに橙色の月が見え、今夜は月食と知る。月が食べる、何を?と思ったことがある。最近ではなく子供の頃の第一印象で、皆すでに月が食べたという皆既月食も。真相は食べるのではなく月が受け身になっており、皆はみなだが、既はご馳走を食べ尽くすことが原義だという。面倒なこの皆既は国産ではないのではないか。英語で皆既はtotalで部分はpartialだから、英語から持ってきたなら、完全月食とか呼ばれたはず。中国語の荒川清秀さんに尋ねーーと思えば、昨年先生は故人になられたのだ。お茶の水の中華店で「ウォーキングは平らでないところで行うと効果大ですよ」と話していた荒川さんを跨線橋を渡るときに思い出すことがある。改めてご冥福を祈り、歩きを続ける。モノレールのレール上方に英語でblood moonなる物騒な名のお月さん。red moonもある。モノレールは10分に1回は通る。来るのを待つ。
数分後、来た。鋼鉄の蛇腹と月食。
日食はeclipse of the sun、短くsolar eclipse。月食はeclipse of the moon、短くlunar eclipse。
eclipseはout + to leaveの組み合わせ。いつもの場を外す、来そこなう、といった意味があり、lips側を高めて「ィk・LIPS」。といって唇⇒食べるを連想するべからず。湘南だけどいいじゃん覚えれば。想像力に乗っかり理屈の駅が見えたら途中下車でよいでしょう。
散歩のあとに電子の世界に行けば米国は選挙の日となる。
赤い月昇る日、と色から言えば共和党か。blue moonなら民主党か。むーん、politicizeされるのは迷惑の一語に尽きるのでは。