子供のやることと馬鹿にしなかった英語

18歳で、わずかな洋書が見つかる古書店が一軒ある町から、洋書の新刊や古書がどこにでもあるよな町に戻り、あれこれ本(しかなかった)を買ううちにユーモアの基本らしきものを知る。日本語では確かにこうしたジョーク、なぞなぞを面白がった時期があって、その気持ちは消えずにいた(今も消えていないのは有り難い気がする)から、英語のユーモア修行が始まった。大学では別の”レベル”の英語講義が行われていたが、この修行に必要なキュリオスィティとエンデバーとパースィヴィアランスは持ち合わせていたから、早晩ディスカバリーの連続となり、個的宇宙の探検開発事業となっていった。the Anglosphere(英語圏)に生まれていたら、4,5歳からスタートしていたろう。今回、そんな気持ちを込めて、インスタグラムで見つけたミーム(meme)を持ってきました。制作者に多謝。探検と発見の日帰り旅行に出かけてみては。音に気を付けて出発。こんなの全部分かるよという方は仏頂面を返上して笑いませんか。(コピーをしたら、動画の下におまけが沢山ついてきました。私には消せないので悪しからず)

オタマジャクシ風ナス tadpole aubergines?

♩特に「秋ナス」という英語はないが、強いて表せば、1)fall もeggplantも米語なので、fall eggplant。2)autumnもaubergine(負う武人)も英(国)語なので、autumn aubergineと頭韻踏ませてみよう。ウキウキexcitedなのは、ナスが獲れたからです。

小粒。お玉杓子のようでtadpole(鉄ァd砲)eggplantと名付ける。
これしかないのであるし、嫁はもとより「秋ナスは誰にも喰わすな」と思うしかない。

通常eggplantは単数と複数が同形で、種類の違うナスの集まりの場合はeggplantsとなる。

リンクについて  once upon a time

初めて口にしたリンクする英語は何だったのだろう? 
リンクするとは、ある単語の最後と次の単語の最初が連結することで、中学でリエゾンと知ったが、このフランス語はフランス語の事情で生まれた用語で、英語ではlinkingという言い方がある。

例えば、at allが”atall”、the endが”the-yend”のように、atやtheのあとに息をつがずに次の語に繋げることで、そのぶん疲れないし省エネになる。

今のところだが、霧立ちこめるメモリーに分け入ってみれば、最初に口にしたリンクはOnce upon a timeだと思う。Once uponとupon aのそれぞれ2語が1語のように連結する。とても言いやすいという印象を持ったように思う。

ただ、例えばこの傑作映画のタイトルを日本語会話に取り込みたいときには、その邦題のように、

はよかったね、と言うのが”周囲に好かれる”かもしれない。「ワンサポナ」と始めると、20世紀風に言えばバタ臭い、21世紀では、ハーフですか? 日本人でしょう?とか言われてキャンセルされるのだろうか。グループによって臨機応変に使い分ける人が多いのだろうが。

椀巣亜本亜式で行くか、湾砂歩奈式を取るかは、英語オーバーコンシャスな大和の国にいる限り一度は通る道だ。何度も通ることもある。ただ、どうせ苦労して学ぶなら、湾砂舗奈式で面白がり、かつ英語のリズム感を身に付けていくほうが、分かりやすく言いやすい英語により早く近づく。

あなたの最初のリンク英語は? 思い出したらご教示ください。

頭韻矢の如し 英国議会 Stop-Sunak

Mordaunt backers are counting on ‘stop-Sunak’ MPs if Johnson falls

With the Conservative party bitterly divided, the leader of the Commons is seen as a unity candidate

Penny Mordaunt
Focus groups suggest Penny Mordaunt is more relatable to the public than millionaire Rishi Sunak. Photograph: Chris J Ratcliffe/Getty Images

From The Guardian

与党内ではSunak(「スーナk」)候補を阻止しようという動きがあり、もう1名の有力候補・下院議長のMordaunt(「モーダンt」氏は、ジョンソン氏が候補を断念した場合、この「ストップ・スゥナク」の動きに期待することになるという見出し。奇しくも語呂の良い頭韻スローガンとなったかに見えたStop-Sunakだったが効力無く、Sunak or later(地口の意図あり)首相の座につくと一部で囁かれていたスーナク氏がPM(prime minister)に選出され、Number 10(首相)となった。(官邸がダウニング街10番地にあることから)

格言Home is where the heart is.が「彼の家はアートがあるところ也」とひねられた

オランダの画家ピート・モンドリアンの伝記が出版され、その批評が異色の評論家からThe New Yorkerに寄せられた。モンドリアンは黒い線に原色の方形が配された絵で有名だが、これまでほぼ全く興味を持たなかったのだが、その記事に触発されて「Mondrian」とブラウザーに載せたところ

このArtsper Magazineというサイトの、「ピート・モンドリアンについて知るべき10のものごと」に行き当たった。ヤアーっとリストをスクロールダウンして、10番目で目に止まったのがこの小見出し。僕の持つ”症状”で、こうしたひねったものに目が行ってしまう。

10. His home is where the art is

Piet Mondrian in his studio-home
Piet Mondrian in his studio-home, 1930 © Charles Karsten via Het Nieuwe Instituut

Mondrian’s studio was also his home, a fusion of half-finished artworks and domestic furniture, and he often hosted fellow creatives and intellectuals in his workplace domicile. His apartments in Paris and London were wholly dedicated to his art, where he painted his walls white with sporadic red plains, rendering his home a fully-immersive, three-dimensional De Stijl artwork.

最後のDe Stijl(オランダ語デ・ステイル)は英語でThe Styleといった意味の芸術運動で、モンドリアン氏が主張したNeoplasticism(新造形主義)に基づくという。言語遊戯によってモンドリアン家まで来てしまったが、定規を使わずに線を描いたという同氏の10のものごとサイトにしばらく滞在して戻ることにする。
(間)
おお、1に「彼の筆名Piet Mondrianは、アナグラムすれば” I paint modern “になるとある。英語で来ていたのか。
Wat? 5 ヒトラーの退廃芸術展(英語でDegenerate Art Exhibition)に他の現代美術家と共に出品の”栄誉”を受けた。 
Wauw! 7 「スペイン風邪にかかり半年以上闘病したが自宅にこもって絵を描いたことが良かったのか生き延びた」ということだ。

頭韻矢の如し 英国議会

トラス首相の辞任を受けて、同じ保守党のジョンソン元首相が復帰するか?というニュースです。bounce backには「病気やダメージからすぐに立ち直り活躍の場に復帰する」という意味があります。

Bを冠した党員関連3連頭韻です。

トラス首相を破滅に追いやった(undid)24時間の総ざらいという記事です。見出し前半はイディオムall in a day’s work(厄介だがいつものこと)のもじりーーdebacle(瓦解)でdayと組み合わせたもの。「たった一日で瓦解した全てを」といった意味で、Dの頭韻です。

両記事ともThe Guardianより。