琵琶語りをします

詩人で作家の鶴文乃さんが一声をかけてくださり、実に久々に和英琵琶語りをすることにいたしました。毎年恒例の朗読劇の前座(後座?)として、7月24日筑波へ参ります。もし近隣にお住まいの方に連絡がつくば、よろしくお願いいたします。

情報: http://www.chikunavi.info/event20220724.html

琵琶: Hey, you’re still around?  私: You, too?   
BIWA: やあ、まだいたのかい? ME: 君も?

猫ミニケーション CommuniCATion

夜の散歩者が浴する特典は夜の散歩猫に遇うことだ。

Hey. What are you doing in the middle of the night?

先夜、バッタリと遇い、お互いに尋ね合い、答え合いして、優に1分を超す対面時間が流れた。

  We talked for a/one good minute.

このgoodは「優に」とか「たっぷり」といった意味だが、お互いにほとんど動かず、カメラを向けても相手は逃げず、静かな語らいがあったのは僥倖でした。

外猫がいなくなっている。The Town Mouse and the Country Mouseという寓話があるが、あれは猫がいないと教訓話にならない。マウスやラットは都(みやこ)にも鄙(ひな)にもたくさ~んいる。「ああ、もう、この!」、怒りや失望を表す間投詞に
  Rats!
がある。これから増える一方ではないかなぁ。そのうちマーク・アキクサさんのような格好いい笛吹きが現れて、片瀬の浜まで誘導してくれるかもしれない。江ノ島は結構猫だらけだから彼らに遠征してもらおうか。

この猫はなぜかクロというらしい。円覚寺の猫は確かシーちゃん。その間の道でべつの猫を見たことがない。(もう少し歩いたほうがよさそうだけれども)

風吹きぬ Blow, Wind, Blow!

開いたばかりのCASABLANCA百合。昨日10:32

数時間後、花弁が一枚吹き飛ばされていた。16:01

恐怖の強風。思い出すのは

Blow, wind, blow!  -Mother Goose

Blow, wind, blow!  吹け 風 吹けえ!
And go, mill, go!  回れ 風車 回れえ!
That the miller may 粉屋がちゃんと
Grind his corn;   トウキビ挽いて
That the baker may take it, パン屋がもらい
And into rolls make it, ロールにして
And send us some hot in the morn. 朝熱いのを届けてくれるように

産業革命前夜のライム。風から熱いパンまでの流れが暖かい。ただ風車自体、別の産業革命の旗手だったのだろう。懐かしの小学校の遠足ユネスコ村ではじめて風車をMILL。”オランダの国”。感動する一方、中には何もないと人生早期に確信したもののひとつでもある。どこか無駄なような気もしたのは私がひねていたからでしょう。それから600数十年。世界でWIND TURBINEが回っている。この銀の風車もまた、別の産業革命のシンボルか。

また別のクラスター

同じclusterでもコロナ(COVID)関連でなくミニトマト(cherry tomato)の花房もまたそう呼ばれることを私的大発見として先にアップしました。

Yummy clusters.

ところが、今進行中の惑星直列を扱った記事に、もうひとつのクラスターを発見しました。

最後の行に出ました! ところでこの写真。私にはどれもこれもクラスターに見えてしまう。top-leftではなくbottom-leftに斜め一直線になったトマト的なものがありますが、あれではない・・・? 右上に輝く月のお供は金星と木星とのこと。国名Chileは「チリィ」、米語には「チレェ」の発音もありますが、この大望遠鏡のあるあたりは___でしょう。(空所に最も適切と思われる語を入れなさい)

『いつでも!英会話入門』夏号が出ました

今号のコンテンツ

SECTION 1 家探し (ストーリー。PCで見つけて大いに気に入り、実物を見てがっかりし、2軒目を内見して申し込み、結果を待っていると・・・)
SECTION 2 日本の夏の風物詩 (蕎麦、セミ、蚊、ウナギとアナゴ。観光ガイドイングリッシュとは違って、基本情報をシンプルかつさりげなく会話に混ぜ込み例を是非ご参考に。和英合体ユーモアも解読できます)
SECTION 3 あれこれ用を足す (モール、自動車整備店、帰りに寄る、コーヒーの買いだし。毎日よくしていることを、普段絶対にしない英語でやってみましょう。疑似体験オンパレード)
舌ひねり物トレーニング (早口言葉。絶対不可能の音の世界に君臨する巨峰に挑戦)
A Song 4 U 歌 Look for the Silver Lining(誰でもうなずけるメッセージとシンプルなメロディ。Jeffさんのギターと私たちとご一緒しましょう)
One-Two Crossword (小と大のクロスワードパズル。両方の答えを合わせるとあるイディオムが)
しっかり!英文法・英語表現の解説(ダイアログ各所のキモの端的説明集)

秋まで飽きません。


日常英会話の技術と面白さを疑似体験できる音の世界です。このシリーズで日常的英会話のベースを作って育てましょう。進行はラジオの「楽習」とほぼ同じです。良いテンポに乗って、聞く、読む、書く、話すの練習が楽しめます。

キュウリを粗末にした辞典編纂者 Dr. Johnson’s Cucumber

生涯2本目の収穫直前。待ちすぎた感じ。皮が厚め。

英語圏初の歴史的大辞典とされるのが、印刷技術や識字率が向上した18世紀に編纂されたA Dictionary of the English Language(1775)で、編者はSamuel Johnson他0名。ソロの偉業。意味を定義してはその使用例を諸出版物から引用するというスタイルでした。

さて同氏は「キュウリ」をどう思っていたか。これは皆さんが私だったら、抱いて当然の疑問であるに違いない。以下その定義。

“It has been a common saying of physicians in England, that a cucumber should be well sliced, and dressed with pepper and vinegar, and then thrown out, as good for nothing.”
「イギリスの医師たちによく言われていることだが、キュウリは上手にスライスし、胡椒や酢で味付けし、それから捨てるべきである、役に立たないものとして」

キュウリを粗末にしたのは、ローマ皇帝だけではなかった。水分含有量の高さゆえ、暑い夏にCOOLな野菜として認められていたようだが、”食べ物”としては見ていないような発言ではないか。医師も医師だ。人生の夕げ時に野菜を育て始めた(いつ飽きてしまうかは別として)者にとって、かつ全国のキュウリファンにとって、実に不届きな発言。ドアを堅牢にロックして借金取りの訪問をはねのけつつ執筆を続けたといわれるジョンソン氏にとって、キュウリ一本だって有り難かったのではないか。暑さの夏には何本あってもよかったのではないのか。それとも魚肉ソーセージで育った者はマルハを嫌うというあの一派か?(私はナポリタンに入っていないと気が向かない派だが)。

初めて収穫したキュウリのレシピ そこから思い出した「サラダボウル」

その翌朝、大事に、そのままの味を、と思ったら、こんなごはんになった。

題して「そのまんま」: 玄米、卵、キュウリのぶつ切り。

そのままを食したくて”ぶつ切り”に。キュウリのブツ。紫蘇を忘れた。「このまんま」でもいいような。

そのまんま同士が寄り合う朝ご飯。これに味噌汁で「雨ニモ負ケズ飯」。いつでもすぐできる。塩を少し振ってもいいか。そのまま寄り合い主義の名言があった。キュウリも登場する。「(人種の)坩堝」でなく「(人種の)サラダボウル」が良いという米国の教員ジェイン・エリオット氏の、一時爆発的に行き渡った言葉。

We don’t need a melting pot in this country, folks. We need a salad bowl. In a salad bowl, you put in the different things. You want the vegetablesーthe lettuce, the cucumbers, the onions, the green peppersーto maintain their identity. You appreciate differences. Jane Elliott

この国に坩堝(るつぼ)は要りませんよ、皆さん。要るのはサラダボウルです。サラダボウルには色々なものを入れます。レタスやキュウリ、タマネギやピーマン、野菜それぞれのアイデンティティをキープしないとね。違いがありがたいわけです。

rice bowlからsalad bowlへ歩いたあとはほんとに歩かないと7千歩。少し減ったか目標。