冬に関する様々なコメント

町角はわびさびの夕暮れ。Is winter here or still there?

以下、冬の名言や迷言。お心当たり有りや無しや。

冬と言えば霜。霜と言えば Frostの冬への賛歌から。

You can’t get too much winter in the winter. Robert Frost
冬には汲み尽くすせぬほどの冬がある。 ロバート・フロスト

冬の厳しさを侵略に比したものが。

Winter is not a season, it’s an occupation. Sinclair Lewis
冬はひとつの季節ではない、それはひとつの占領である。 シンクレア・ルイス

You go ahead.と譲る以外に言葉もないフランス発の大前進移動人間は。

Winter is on my head, but eternal spring is in my heart. Victor Hugo
我が頭に冬のしかかるも、我が心に永遠の春有り。ヴィクトル・ユーゴー

笑わせてもらっているうちに米国ユーモア界の古老となったバリー氏がもっと暖かいときにと願うのが。

The problem with winter sports is that they generally take place in winter. Dave Barry
ウインタースポーツの問題とは、それが総じて冬に行われる点にある。デイヴ・バリー

これは古代ギリシャのZenであろうか。

To appreciate the beauty of a snowflake it is necessary to stand out in the cold. Aristotle
雪ひとひらの美しさを知るには外の寒さの中に立つ必要がある。アリストテレス

最後に定訳の代表格、修辞的疑問文の大御所。

If winter comes, can spring be far behind? P.B. Shelley
冬来たりなば、春遠からじ。 P・B・シェリー

ホープレスな料理人

男子厨房にうんぬんという言葉があるが、厨房というより”だいどこ”のある家で育った私は、よく出入りしていた。ただ料理を最初にしたのはいつだったか、とんと見当が付かない。何でもエプロンをして調理場のようなところで包丁を握ったことだけは記憶している。

記憶にあるのはインスタントラーメンで、最初にタマネギをゆでるのが好きだった。また、「塩」の後半に卵を落とすときにときめきのようなものを感じたり、『麗しのサブリナ』のヘップバーンが片手で割る場面を思い出し、失敗を重ねたりした楽しい思い出がある。てなことを言いつつ、今でも「塩」が作りたくなり、タマネギを切ってはときめき、卵を落としてはときめいて食すことがある。

さてこの卵だが、料理がダメという表現によく使われる。

   誰々 can’t boil an egg.

あるいは強調して

   誰々 can’t even boil an egg.

がそれで、「卵一個も・卵一個すらゆでられない」というわけで、ユーモラスな表現だ。

ちなみにI’m a hopeless cook.(料理はどうしようもないです)という人もいる。が、結構上手であることもあり、世の中面白い。

Pretty Fine Jokes

何々がバーに入ってくる、というイントロで始まるジョークです。ワープロでお馴染みの字体が登場しますが、ここでは日本語用のものにしました。punchline(落ち)は、不機嫌なバーテンダーの発言で、そこそこ面白くなっています。

MS Mincho walks into a bar.
The bartender says, “Get out of here. We don’t serve your type.”

type: 「活字・書体」や「(人の)タイプ」

MS 明朝、災難でした。

もうひとつ。

Q: Where are average things manufactured? 並の・まずますの品物(average things)はどこで製造される?

という謎かけです。

答えは、この工場です。

A: The satisfactory.

satisfactory: good enough まずまずの 並の 

Pretty Funny Joke

夫の競馬中毒(addiction to horse racing)に愛想を尽かした妻が子供たちを連れて家を出ていく様子がpunchline(落ち)になっています。

My wife is leaving me due to my addiction to horse racing and she’s taking the kids. They’re all packed now and ready to go. They’re at the gate now, and they’re off!

最後の文が、「さあ全員ゲートに、そして(一斉に)スタート!」という、懲りない・救い難い(incorrigible)人物の一人舞台です。

※They’re off!は決まり文句:(各馬一斉に)スタートしました!

Sixteen Wells at the Temple of Water

北鎌倉へ北上中、ベーグル屋に寄る。その先に紅葉の短いアーケード。その先に海蔵寺という寺院。随分元気そうではないか。

側溝に掃き落とすわけにもいかないのだろう、紅葉が敷物になって。

海蔵寺は水寺の異名があり、16の井戸があるというので見に行く。これが4x4の十六の井。これだけあれば心強し。更なるコメントむずかしく、ただただ、

Well…well, well, well….

一口サイズ(bite-size)はこう使える

ひとくちで食べられる大きさの食べ物を形容するのがこの言葉です。

たとえばこのポテトピザ。ギネスの本に載りに行く前にこちらに来てほしい。

A bite-size potato pizza.

これが全体。八分割は無理無用。梅干かなという赤いものはcherry tomato。

たとえばLongman Online Dictionaryに寿司についてこうあります。

   Sushi (is) served in convenient bite-size pieces.

ポンと口に入れる。さっと食べる。スッキリ消化。ここから、効率の良い、分かりやすい、覚えやすい、扱いやすい物事を形容することができます。たとえば

   Students need short, bite-size exercises to help them master writing skills.
                  ーCambridge Online Dictionary

ひとくちサイズのエクササイズ。書くスキルのみか話すスキルもまずは同様だと思われます。

では、サンプル、いただきーました。

Omicronの発音

やれやれ、また新変異株new variantが。

この「オミクロン」(和発音)は、24のギリシャアルファベットの15番目

    

を使っている。WHOの発表によると、その前の2つ、N(ヌー)とXI(ザイ)ーーいずれも英発音ーーはそれぞれnewとの混同、人名との混同を避けるためにスキップしたとのこと。

この文字の英語読みは

    ムkロn (オにストレス)

に近い。

英国では「オマイkロn」(マイにストレス)や「オウミークロン」(オウにストレス)、あるいはOH-my-cronのように驚いたような発音もある。

定番はないものの、遅かれ早かれ、おそらく早かれ、「ムkロn」に落ち着きそうだ。

期待していたほどではなかったけれど予想よりは・・・と言いたい場合

ここはまず主語をItにしてHOPE FOR(こうあって欲しいと願う・期待する)を使い、

    It was less than I hope for.

と表せます。

このあと「予想していたよりはよかった」と続けたければ、やはり主語をItにしてEXPECT(こうなるのではと予想する・思う)を使い、

    It was more than I expected.

そして両方を合わせて

   「期待していたほどではなかったけれど予想していたよりはよかったです」

    It was less than I hoped for but more than I expected.

と、悪い点と良い点を並べ、かつBAD、GOODや関連の形容詞を使わずに、感情の” 波 “を立てることなく答えることができます。そうしたいときにどうぞ。

lessとmoreを強め、落ち着いて、かつ意味と共に一息で言えるまで練習を。脳が静かに喜びます。

散歩の紅葉

好きな寺の一つ(一山・一堂・・・)円覚寺まで。現在紅葉進行中。人それなりに多く、

720歳の洪鐘とやや年下の弁天堂横の茶屋が開業したと知るが時間がなく行かず。

代わりに登り口付近で銀杏の木と一枚という指示に従う。アングル決めが長く待ちくたびれて寄りかかってるところをパチリ。

Gee, I haven’t grown much.  あ~、俺は大して成長していない。

銀杏先生は他にもまだまだ生えていらっしゃる。帰りは雨バスで7000歩散歩。

何かをパッと終わらせたとき 何かをパッと見せたいとき  

プレストウ!

prestoは「急速に」「急速楽章」を表す音楽用語ですが、日常会話でも使用されます。

「こうしてこうしてこうすると、ハーイ・ほーら、出来上がり」の「ハーイ・ほーら」にあたる部分をPresto.で置き換えると使えます。

    Go like this and then like this andーPresto!ーit’s done!

という感じです。料理なら「ちゃっちゃっ」と下ごしらえして「ちゃっちゃっ」と合わせて、Presto! A/An ______! 空所に出来たものの名を入れます。

特に完成に至る時間は問いませんが、とにかく普通よりずっと短い時間で出来たり、「パッ」と短いドラマを演出したい、そんなときに使えます。

それもそのはず。これはマジシャン用語でもあり、たとえば「シルクハットからウサギが出ます、Presto!」と叫んで一匹取り出す、といった具合です。タイミングがややずれたときも、このPresto!でカバーすると” 速さ ”が加わります。

「ハーイ」の前にイントロ(もうひと言)が欲しいとき、

    Hey presto!

が使えます。ただ、公演中にこうした掛け声を掛けずにトリックを繰り出すマジシャンが多く、一方日常会話では、自由に使われているという印象があります。