お天気談義。

PEA: People always talk about the weather, but nobody seems to do anything about it.
PER: No birdie does, either, for that matter.
Pea: Ouch.
PER: Good day.

姉よりイラスト入りの「品名(内容品)」欄付き贈り物がまた届いた。
羊羹には美しいという字があったのか。羊はうメエからだろうと、言語面の症状が出始めたのを抑えながら拝見する。抹茶だろうか。いとも不作法な僕はこ抹茶うのだが、その隣は光の当たる部分を抜いた見事な羊羹ではないか。YOKAN’t always get what you want.とは哲人ミック・ジャガーの名言だが、このイラスト、YOKAN’t beat it.(勝るもの無し)である。僕なら白く抜くために送り状を何枚無駄にしただろう。さらに、いもみじくも楓の葉を一枚貼り付けて、「夜の梅」的暗き甘さとの均衡を保たんとしたはYOKANがえたものじゃと船端を叩いて感じたり。煎茶と羊羹で頂きます。

このパンデミックの下、メールやテキストメッセージの最後を
Stay safe.
Stay strong.
Stay safe and strong.
と、2連、3連のSの字頭韻の挨拶で締める習慣が生じて久しい。
そのstay strongをインフレの記事に使うセンスが嫌ですなあ、NYTさん。
そのあと、
stubbornly rising US prices「依然として(頑固に)上昇する物価」
をshow(示す)というところでまた、
showing stubbornly ….
と、Sの字2連、計4連集中で読者の注意を引きつけんという見出し作戦なのだろう。
気色の悪いヘッドラインと煽るよなデザインの線グラフ(line graph)の記事掲載ご容赦。
なに? 米国消費者物価指数8.2%年内上昇とな? 大和の国では私の好きだった或るパンが、或る朝に、170円から230円へと目の覚めるような飛翔を行い、今も水平飛行中で在る。これが本当のパンデミックか。Stay strong.
飛べない仙人はモノレールを使って久しぶりに海に出る。

モノレール終点駅から島に向かってものの1分も行かぬうちにこの江ノ電の駅があり、ここからものの数分で小田急の同名駅があり、ただの海岸とは言うものの新田義貞を凌ぐ3方向より人々にぎにぎしく押し寄せて当方も往復5~6千歩はかたいと踏む。おお、海よ、サーファー諸氏よ、掻き曇った空よ。

海岸でめぼしい石や貝を拾い、通りの食堂は外のテーブルで昼飯を頼むもおびただしい驟雨。がラッキーにも大きな緑の布の傘下で雨など知らぬ仏のしらす丼。ここのが特別うまいと相方。食後と雨後が同時に来てこれもまたラッキーでした。

波を越えサーファー寄せる片瀬浜
「降り出しそうな空」にはovercast(どんより暗い)がある。キャストが多すぎるというステージもあるが、その解釈はいかが。The sky is overcast.と伝えたり、見ながらIt’s overcast.と言えます。
またthreaten(脅す、脅迫する)もあり、次のように使われる(直訳付き)。
The skies are threatening.(空たちは脅しをかけている)
The weather is threatening.(この天気は脅迫している)
これらはthreatening to rain/snow/thunderという意味。広い空全体に言及するとき(特に詩的に)skyが複数になることあり。
フィクションの世界で耳目に触れるAre you threatening me?(私を脅しているのですか?)というドラマチックな表現あり。
軽減策という意味。これはmask mandate(マスク着用令)のようにアクシデンタル頭韻と言えるかもしれない、通常複数で
Without mitigation measures, people will get re-infected,(軽減策を講じないかぎり、人は再感染することになる)