Not so good news but …

in disrepair 荒廃がひどい状態で
in dangerous disrepair 荒廃がひどく危険な状態で
大リーグベースボールがファンの熱い期待の中でスタートし、最高の盛り上がりを見せるとき、定番のように使われるのが
Baseball season is in full swing!
フルにスイングするのは何なのか?
語源に、体が元気よく回ることからとある。
(It) alludes to the vigorous movement of a swinging body. ー The American Heritage Dictionary of Idioms
このイディオムが野球関連で使われると、これまた定番のように一緒に出て来る写真や映像がこれです。
これはニュース映像の一部で、聴きながら、キャスターのBaseball season is in fullーのあとに来るかなと思った瞬間、次のーswingとシンクロして、この打者の姿がちらっと出ました!
これはもう古い手なのですが、初めて見たときは、膝を叩いたものです。
ネイティブが古いと言っても、ありきたりだと言われても、習う者には新しい。これが外国語を習うときの心構えであり覚悟でしょう。
何と言われても、ストン、ずどーんと腑に落ちたときの気持ちこそ、エンジンを動かし続ける元になるわけです。
ところでこの見出しは、ジョージア州議会が決めた選挙権に対する露骨な規制法に反対したメジャーリーグが、オールスター戦の会場を同州からコロラド州へ移したのですが、それにジョージア州知事が反撃したことを伝えるもの。It’s major news.
今朝もまだ伸びているので、感動にまみれて思わずリムリック(limerick)を一句詠む。
There was an old man who said, “Lo!
The daikon leaves growing high and low!
I think I’ve never seen
Leaves so fresh and green!
If you ever have, then let me know!”
ある老人がいて言った「見よ!」
「大根の葉が上へ下へと伸びとるぞ!
見たことがないわ
こんな鮮やかな葉は
見たことがあったら、教えてもらいたぞ!」
リムリックはナンセンスの元祖でもあるエドワード・リア(イラストも彼)の発明で、そのよく知られた作品を少々なぞってみました。ライムスキームはAABBAです(和訳も気にしていないわけではない)。
以下彼の代表作のひとつ。(以前にアップしたかも知れません)
あるヒゲの老人がこう言った
「恐れていたことになりおった!
フクロウ2羽とメンドリに
4羽のヒバリとミソサザイ
が儂のヒゲに巣を作りおった!」
新版を訳出した清水先生の新刊です。EnglishがEnglishesで捉えられるようになって久しい現在の英語発音と、強弱・高低・長短・イントネーションなどの二分野を学ぶための専門書。練習問題も付いたテキストでもあります。米国のGA(General American)、英国のRP(Received pronunciation)はもとより、各地の英語を広く水平・フラットな見方で取り上げているところが現代的(この言葉が現代的かどうかは別として)。英国出身のカー氏のこうした姿勢は、例えば様々なアクセントや人種のキャスターが世界に発信するBBCニュース番組を見れば納得。この本で英語の’複数感’が学べます。
太古、親類に「ナニガの方」という名のあだ名を持つ女性がいました。名を思い出せないとき、「あのナニがねえ、こう言うものだから」のように、「ナニが、ナニを、ナニの」などが、間を取らずに出て来る人だったからです。
英語の場合、
what’s-his/her-name [「人」の場合。「もの」にはwhat’s-its-name]
が標準ですが、「もの」を表す「ナニ」には他に次のような言い回しがあります。こうした語の多くを知っているという方は、その豊かな知識ゆえ、ナニガ属ではないと言えるかもしれません。
doodad、gimmic、gizmo、gubbins、thingamabob、thingamajig、thingummy、whatchamacallit、widget etc.
ただし、お察しのように、お茶目というよりお目茶という響きがあり、やはりここは、ポーズを取ってerとかuhとか発し、What was his/its name, er.などと独り言風に発し、Anyway, this person.とかUh, whatever you call it.のように言ったりしてから話を続けると良いでしょう。こうした言い回しが必要になるまで話し込む努力(独り言や会話)をされることは良いと思います。私はすぐ必要になることがよくあるので問題ありませんが。
私たちが頻繁に、かつ無意識に使う言葉をpet phrase(ペッtフレイz)と言います。ナニガの方のように、それが愛称となった例をもうひとつ。アルゼンチン出身の政治家でキューバなどでのゲリラ指導者でもあったチェ・ゲバラです。「チェ」は彼の出身国では「やあ」といった意味のフレンドリーな間投詞ですが、キューバでは珍しがられ、それをよく使ったゲバラの愛称に。