キャプテンアメリカが寿司についてひと言

✫ウナギを食した米国俳優クリス・エヴァンズは

I had eel at a sushi bar once; it’s disgusting. I thought it was chicken. It looked like chicken. It was brown and looked delicious, and I was like, “That looks safe.” It wasn’t.

忌憚なき体験談。敵に裏をかかれ、シールドで防げなかったようだ。キャプテンパシフィックにレベルアップ希望。

✫米国のコメディアン、ホゼ・サイモンは

In Mexico we have a word for sushi: bait.

釣り餌と寿司を関連付けているが、それなら寿司でなく刺身がベターで、このように混同する人が大変多い。sashimiも英語化しているがsushiに取り込まれることが多い。SUSHIMIと綴られてしまうこともある。

✫「ナイトライダー」「ベイウォッチ」の俳優デヴィッド・ハッセルホフは

I think that without sushi there would be no David Hasselhoff, because sushi is like the perfect way of describing the insides of David Hasselhoff. He is like a protein, clean and easy. That’s how I feel about myself.

carb(炭水化物)に関する言及はない。寿司ファンというよりもデヴィッド・ハッセルホフの大ファンのようで、実にタンパクな方である。

✫NYCのシェフ、エメリル・ラガッセは和食の進出に関し

Kids are now eating things like edamame and sushi. I didn’t know what shiitake mushrooms were when I was 10 – most kids today do.

進んでいる一部の子どもに対してさえ競争心を忘れないようだ。

✫米国のロック歌手、エイミー・リーは寿司の食べ過ぎについて

I love sushi. But after too much of it, it just starts to taste like a dead animal that hasn’t been cooked.

これまた忌憚なきサプライズ。But以下が、かなり生々しい。

✫バーテンダーのチャンピオン、マーク・ブランドは、痛飲の後は寿司で締める。

I love sushi. A well made roll with just enough vinegar tang has always been a lifesaving post-bourbon remedy for me.

rollは手巻き&巻き物のであり、sushiはrollと決める人も多い。

✫賑やかなものよりベーシックでクラシックなネタが好きな遠山は、

Sushi soothes my soul.

足のつりcrampについて

馬齢を重ねるにつれ増えてきたこの症状。馬鈴症と呼んで楽しいーーはずもなく。
英語では(a) crampと呼ばれ、脚によく起こるので、a leg crampというフレーズがお馴染み。老若男女、時を選ばず、しかし夜に起こることが多く、

I got/had a leg cramp last night.

とジャーナルに記したり、状況によっては人に伝えることができる。

ひどいものはsevereやbadで

I got/had a severe/bad leg cramp last night.

広範囲に起こればmassiveやhugeで

I got/had a massive/huge leg cramp.

つった場所まで伝える必要がないと思えば、legを除く。

ドカーンという音を表すcrumpと差異化するため、もっと開いた、ぎゃーやうわーといった感じの/æ/で行くと意味と辛さがよく出る。

「来た来た」という場合はgetがよりリアルで、

I’m getting a cramp.

特に、calfふくらはぎ(古語:こむら)がやられる。これはhalfとライムする発音で、上の文に加え、

I’m getting a cramp in the calf.

ただ、そんな悠長なことをやっているような場合ではないことが多く、単語レベルで

Aww, cramp……cramp……craー!

と呻く。

その他、

足指:toe(s) large toeの場合もあるし、全体がつることもある。

太もも: thigh

太もも裏: hamstring

つちふまず: arch

お腹: stomach

手指もあり、ものを書いている指がつったといった場合: I had a writer’s cramp.

      ***************

I was hit by a cramp last night.

と、言い換えることもできる。crampは、ほぼ誰にでも起こることらしく、話題にしたくないようでしたくなるという妙な現象でもある。次回はヒットされたときの英語面での対応について。

パブロ・ピカソがコンピュータにひと言

●次々と作風を変化させた画家ピカソは

Computers are useless. They can only give you answers.

発想から完成まで自分で答えを出していくことが信条也。

⚫作家アイザック・アシモフは

I do not fear computers. I fear the lack of them.

安全な未来のためにロボット三原則を想定したSF作家らしい。

⚫米大統領ジョン・F・ケネディーは

Man is still the most extraordinary computer of all.

extraordinaryな人物、extraordinaryな出来事。彼の就任演説を暗記した日々蘇る。

⚫フリークライマーのアラン・ロベールは

Modern people are only willing to believe in their computers, while I believe in myself.

素手で高層建築を登り切るのに頼るのはやはり。

⚫遠山は、

When my computer gets slow, I whisper “Think, Pad, think.”

Hello, jimmy!

ものをこじ開ける「かなてこ・鉄梃」は鉄の棒の先端がカラスの嘴に似ていることからcrowbarの名がある。

その小型のものは

jimmyと呼ばれる。道具を人名の愛称で呼ぶ例で、前回は女性名、今回はJamesの愛称。

もと盗人用語! 皆さん、小型のものを隠し持っていたのでしょうか。それを人名にしておけば苦労ばせぬと納得。

重いものをジワジワと持ち上げる道具を日本ではジャッキというが、英語ではjackで、やはり男性名だが、愛称ではない、とは言い切れぬところ有り。それは:

いにしえからJackはJohnの愛称とされているから。JFKはジャック・ケネディとよく呼ばれたが、あのジャックが本名のジョンのニックネーム。(ジャックがジョンと呼ばれることも)。ミセスKはジャックリーンで、これは短くジャッキーとなり、二人揃えばジャック&ジャッキー。マザーグースでお馴染みの頭韻Jのカップル・ジャック&ジルが霞む頃があった。

道具名が先で、それを使った動詞(高める、引き上げる)が追ったというのが順当。

jimmyからも動詞「短いかなてこでこじ開ける」が生まれています。

Hello, dolly!

Dollyは、DorothyやDolorethやDorisの愛称。ミュージカル映画タイトルは英風にハレウ、ドリー、米風にヘロウ、ダーリ、和風にハロー、ドーリー。Dollyにはgift of godという意味があるという。

小文字で始めれば人形dollに指小辞のyをつけた「お人形ちゃん」的呼び名に。

もうひとつ忘れてならないわけでもないけれど、この大デリバリー時代によく目にするものがこれ。

台車だ。手押し(引き)ハンドルのないものをdollyというが、このようにハンドル付きのものはplatform dolly、platform truck、pushcart dolly、flat dolly、push cartなど名が多々ある。

どうして女性の名がついたのか。Online Etymology によると:

From 1790 as “a child’s doll;” applied from 1792 to any contrivance fancied to resemble a dolly in some sense, especially “a small platform on rollers” (1901). Doesn’t look like one to me, either, but that’s what they say.

「お人形ちゃん」が、小さな台車の名にも使われ始めたという。産業革命時だ。この編者も、お人形には似ていないのでは、と言っている。

そういうえば、長年ラジオ講座を担当いただいたサウンドのプロ小林さんは、スタジオ機器のことを「この子」と呼び、効果音付けの際の楽しみでした。この呼び名は別の方も使っていたことがあり、なかなか良いなと感じ入っていましたが、次回は機器の英語名男性版を。