勘とひらめきの英単語ゲーム

CONNECTIONSはバラバラに並んだ16の単語を、関連のある4単語を1グループとして、合計4つにまとめるゲームです。富む層と富まぬ層のみに急変中の自国で起こっている文化や言語の解体現象にほとんど触れなくなったこの新聞をデジタル面で閉じて久しいのですが、この無料のゲームコーナーは、新聞王ウィリアム・ハーストが大恐慌時に常時掲載して人気を得た賞金付き全国ヨーヨーコンテストやクロスワードパズルを思い起こさせる。ちなみにハーストは『市民ケーン』の主人公のモデルの一人だという。さらにちなんで言えば、別のモデルでやはり新聞王ジョウゼフ・プーリツァーは、1913年に世界で初めてのクロスワードを掲載したThe New York Worldのオーナーでもあった。閑話休題。CONNECTIONSは、このコーナーの新手だ。4語のグループ4つが決まると下のような解説と解答が現れる。それぞれのグルーピングの理由が太字で表され、その下に正解の4単語が並ぶ。個人的には勘+ひらめき+当てずっぽうですが、モティベーションにでもなればと思う冬の夕暮れ。

最後のスロットは、「2文字+数字」という関連付けです。
ついでに昨日のものも。

Clue for a Clue カギのカギ

このclue「カギ:を「小径・裏道の裏側に見つかる」と考えると clueless「まるでわからない」状態になります。

ここでは bowling alley「ボウリング場」のalleyだと考えると、裏側に見つかるものは?というカギの正答に繋がるでしょう。初めての施設は「レーン」laneが三つあり、小径のようにみえたことから、alleyと呼ばれるようになりました。

遠山顕のいつでも英会話入門冬号・出帆!

特集: 動詞getの使い方

コンテンツ:
・特集: getの使い方をゲットする
・日本の風物を語る: 「おせち料理」「恵方巻き」「豆まき」
・ストーリー: 日常よくあるケガ・症状の表し方
・第九も唸る大合唱「オールド・ラング・ザイン」(3番まで)
・話学のアドバイス
・早口言葉に挑戦
・ワン・ツークロスワードパズル

Come on in!

強風の日のジョーク

花屋でおまけにもらった獅子唐が唐辛子だったことがわかり、それからは赤くなるまで待っては細い輪切りにして、漬け物、味噌汁、スープ、煮物、炒めもん、相手かまわず切ってはふりかけている。もう半年近くなるのに、そして冬も来たのに、この植物、鈴なり風になって頑張っている。おまけはおかちになっていて、それを撮ろうと近づいたが、強風下で揺れるの何の。伊達にボケているわけではない。

風が強い日に思い出すのが、あのジョークだ。
強風のせいでよく聞こえないという状況設定が面白い。
登場人物3名。全部で3行。「簡潔さこそウィットの魂」Brevity is the soul of wit.
長話が止まらぬデンマークの老人ポローニアスの言葉を借りずとも、このジョーク、笑いの魂を感じさせる。それが

A: It’s windy today!
B: No, it’s Thursday!
C: Me, too. Let’s go for a beer!

解説: AのwindyをBがWednesdayに聞き違え、いや今日はThursdayだと訂正するも、Cがそれをthirsty(喉を潤したいというヒント・ヒント)に聞き違えて、私もそうだから、みんなでビール飲みに行こう!

ずっと前にやったじゃん、という方もいるかな。ブログ歴もそれなりに、下戸歴はそれよりもっと長くなってきた小生だが、このジョークを想うと喉が騒ぐ。でノンアルを開けるのである。ま、いいか。

ありふれた平和への願い

trite「ありふれた」「新味に欠ける」「新鮮みに乏しい」と、形容詞+as+主語+may+動詞(主語が形容詞で動詞だろうが)という文章表現を使ったごく最近の発言だ。

  Trite as it may sound, I wish for world peace.  Elon Musk
  「ありふれて聞こえるやもしれないが、私は世界平和を願っています」 イーロン・マスク

 会話なら

  It may sound trite, but I wish for world peace. 
  「ありふれて聞こえるかもしれませんが・・・」

と言うと自然だが、改まって、襟を正した感じで発言したいという場合には、上の形が便利だ。

 triteとworld peaceを1文に納めたあたり、物づくりのみか文づくりにも見事さがあると思わずにはいられない。