One-stroke drawing 一筆書き

Can you draw a circle with a dot in the center like this without taking the pen off the paper? 紙からペン先を外すことなく、真ん中に点のあるこのような円を描けますか?

.ANSWER:.

Fold a corner of the paper.

Begin at the dot.

Go like this.

.Then draw a circle.

You’re done!

野菜の秘密

Q: Why should you be careful about telling secrets in the country?
なぜ田舎で秘密を語ることには注意すべきなのか?

Because the corn has ears,
the potato has eyes
and the beans talk.

種明かし: 
ear  トウモロコシの穂・1本
eye  ジャガイモの芽(目?!)
beans talk → beanstalk 豆の木

★ Walls have ears.は日本のことわざと一致するものですが、トオモコロシにも耳ありなのですねメイちゃん。

米国最高裁判所長官が転んだ。 「大事をとって」について

中生代のあれはハイスクール三畳期だったか。
青い表紙のマメ単にある単語を黒いペンで消していく作業をよくした。

Aから始まり、abacusでソロバンがわからず、abandonで放棄する、というあっけない流れがジョークとなっていた。そのしばらく先にあったのが、

abundance

「多量・豊富」と覚えた。形容詞abundantもついでに。

今 an abundance of caution (十分な注意)

という、コロケーションも奇妙な、かつ使い古された表現が、毎日の報道の中で次のようなフレーズで使われている。

out of an abundance of caution(大事をとって)、いや、

out of an abundance of caution(十分大事をとって)

あたりの気持か。(二度同じものを並べると覚えるかも。)
大事を取らざるを得ないことが日常に溢れるこの時期、米国の最高裁判所長官(the Chief Justice of the United States)が転んだ。

散歩中だったらしい。脱水症状dehydrationからくる意識もうろうlight-headednessのため倒れて頭部を打った。縫合を数針suturesし、十分に大事をとってout of an abundance of caution、一晩入院し、翌日退院discharged。

現在米国のchecks and balancesのそれこそそのバランスを保つ重要な人物が転んだわけで。だるまさんも驚いたかもしれない。違う道を歩き出さないよう願う。別のソースも。

私が散歩中に転べばどうかなと一瞬思うが、このブログを賑わすことは間違いないでしょう。ただ、out of an abundance of cautionはフォーマルな響きあり。私の場合は、

to be on the safe side

あたりの言い回しで十分。

3つの見出し エンニオ・モリコーネ ありがとう

モリコーネ、亡くなる。『ニュー・シネマ・パラダイス』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウエスト』『ザ・グッド・ザ・バッド・ジ・アグリー』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』『海の上のピアニスト』『ヘイトフル・エイト』、リストは続くよ、どこまでも。ある場面のある音楽に浸るために映画を見ることはそうあるものではない。この方は別で、映画なのに目をつむらせることが多い。壮大、野蛮、品格、流麗・・・月並みな賛辞を光らせてしまう。

MTVの壮大な夜明けのような『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウエスト』のラスト。古代の映画館で、美しさの中に沈み込ませてくれた。

A man of grandeur, grit and grace goes. His music goes on. Grazie mille, Senor Morricone.

温故造新

古くからある

Q: When is a door not a door?
A: When it’s ajar. (a jarと掛けてある)

これは今も変わらない。

Q: When is a lamp not a lamp?
A: When it’s alight. (a lightと)

これも変わらない。

Q: Why is a watch like a river?
A: Because it doesn’t run long without winding.(蛇行する と掛けてある)

これはもう古い。(腕時計で竜頭を巻く[windする]ことはあまりない)

Q: Why is a watch like Blade Runner 2049?
A: Because it runs so long without winding. (1982年版が好きな人が)

これは謎を新しくしてみたもの。長すぎるというのが見始めてしばらく経ったころに持った印象。今も変わらない。蛇行しない大河を進むようだった)

Q: What goes around the house without legs?
A: A broom.

これは放棄すべきもの。
もったいないので答えを新しくしてみた。trade nameのようですが。

A: A Roomba.

an autonomous robotic vacuum cleanerならコピーライト無しのようだが、なぞなぞの答えにはなりにくい。

Roombaは、a broomを作り直したか! リズムもいいし。この最後の小さなセレンディピティ、ミニセレに、自分で頭をナデナデ。

リンカーン学校

米国のこの町に住落ち着いている娘は数ヶ月ほとんど外出していないらしいが元気のようでご同慶の至り。以前お土産にもらったマグ。

晴れた今朝、コーヒーを淹れてこれに注いで飲む。
何でもかんでも目分量なので飯の出来なども心躍るわ沈むわ波瀾万丈なのだが、このコーヒーはただ量足らずだっただけなのかな、とにかくまずいかどうかさえわからない。

リンカーン(英語:「リンクン」)の言葉があった。

If it’s not coffee, it must be tea. If it’s not tea, it must be coffee.

だったかな。うろ覚えなのでグーグると、こちらが当たりのようだ。

If this is coffee, please bring me some tea. But if this is tea, bring me some coffee.

大統領は、レストランの出したコーヒーのようなものに対し、不快や怒りを見せることなくウエイターを呼んでこう頼んだという。
なんとストレートかつマイルドなロジックだろう。
腹が横たわっているのだね、この方は。
シオドア・ローズベルト大統領は、Speak softly and carry a big stick.(おっとりと話し、でかい棒を携えること)が外交の基本だと述べている。
リンクンは、ユーモアを携えていたようだ。
7月は蒸し暑く風強く雨多き世界になるらしい。揺り戻しの只中にある騒然とした米国のニュース番組で今朝、ある細菌学者が、Be gentle to yourself.と視聴者へのアドバイスを行っていた。科学者から精神面の助言とは異例。
That touched my heart.身に染む。


絵文字の祖 逝く

あの昭和時代1970年代にニューヨーク市の観光促進のために生まれたロゴのデザイナーが亡くなった。暖かく鮮烈で遊び心に溢れたハートとNYだった。RIP。そして今、頑張れNYC。

今朝和風kenningが出来た話

大雨の中、駅近くで買い物をした帰り、雷かなと思い見上げればモノレールがやって来た。

「雷蛇」「鉄蛇」という名が浮かぶ。おお雷蛇が来た! Here comes the thunder snake!
暇じゃ。
が、以前から沢山作りたかったものなので嬉し。
これは、kenningという、いにしえの欧州の語法を真似たものです。

古英語(Old English)、スカンジナビアの古ノルド語(Old Norse)、アイスランド語(Icelandic)、Germanic(ゲルマン語)などに見られる語法だという。あるものごとを複数の語を使って神秘的な響きが出るように表す詩的な技法だ。

たとえば「船」はoared steed(櫓のついた駿馬)となる。
「戦士」はfeeder of ravens(大烏の餌)だ。これは死刑台のユーモア(gallows humor)なるブラックユーモアであり、自己卑下と自己発揚の塊りだ。
例えばバイキングがlongshipと呼ばれる襲撃船に乗り込んで出帆する際に、リーダーは、Okay, everybody, let’s go get ‘em!ではなく、Feeders of ravens, ride your oared steed!と叫んだのではないだろうか。
死を半ば茶化しつつ、神話化した船で他国の海岸や内陸を情け容赦なく侵略蹂躙し、そのあとせっせと畑を耕し始めたのだろう。それが英語の肥やしにもなったのだから皮肉(これは一種のケニングか?)。

以下You’ve got to use your imagination.と勧めつつ、受け売りならぬ「ウィキ売り(括弧付き)」。

battle sweat(血) sea bird(船) flame-farewelled(死) breaker of trees(風) icicle of blood(刀) heaven-candle(太陽) whale’s way(海) Lord of the gallows(主神オーディン) feed the eagles(敵を倒す)・・・

「暇蛇」という方は、お茶漬け、パソコン、干物、塩、車などなどを勝手にkenningしてみては。近い将来コピーライターになれるかも。

TO BE CONTINUED

コイン不足

pennyは1セントの意味があり、親しい者同士で、会話中などに相手が黙ってしまったとき、「何考えているんですか?」What are you thinking?という時に深刻な、真剣な、優しさのある、非難するような調子の出ないもの、ややユーモラスなものが欲しいときに

 A penny for your thoughts.
「考えていることに1ペニー」

と言います。

上のNYタイムズの記事は、stay-at-homeで、貯金箱などに貯まったコインを両替しにいく人が減ったため、世間では硬貨不足になっていることを、イディオムに掛けてリポートしています。

なお、相手の答えが、

 Oh, nothing.(いや、何でもない)
 Oh, I was spaced out.(いや、ボーッとしていて)

という場合も含めて、コインを上げる必要はありせん。

case and spike―words to remember

日本語「ケース」の祖caseは「症例」を表し、「感染者」もcaseと呼びます。

There are a lot of new cases.

そして、casesの前にcoronavirusを付ければ2020年になります。

スポーツ界で「スパイク」というと上から下へ向かってボールを強く打ち込む・投げ込むことですが、動詞の自動詞になると、「急増する」という意味にもなり、

Virus cases are spiking.

のように、下から上へ強力に上昇するrapidly increase という意味合いを持ちます。

Stay safe.