10歳のジャズシンガー ダイアン・シューア

「コピーライトのないタワー」の最後でも紹介したジョー・スタフォードの「セプテンバー・イン・ザ・レイン」を聞くうち、他の歌手を検索したところDiane Schuurという歌手に当たり拝聴。ビデオクリップの頭に、10歳のときホリデーインにてとあり、残りを聞いて驚く。盲目の少女は、平日は小学校、週末は汽車で演奏をしにという生活だったようだ。

https://www.youtube.com/watch?v=aHFlfRh4uCUhttps://www.youtube.com/watch?v=aHFlfRh4uCU

ピート・ベストがドラム担当時のビートルズのバージョンは以前から知っていた。大西洋を越えた米国調アクセント、ハンブルグで自由に唄っていたのだろうと想像。ロックの雨。

https://www.youtube.com/watch?v=EElKJao9cmA

September in the Rain

The leaves of brown came tumbling down, remember,
In September in the rain.
The Sun went out just like a dying amber
That September in the rain.

To every word of love I heard you whisper
The raindrops seemed to play our sweet refrain.
Though spring is here, to me it’s still September
That September in the rain.

必要は発明の朝 

今朝冷蔵庫の残り物をオーブンで焼きベランダの生り物と合わせたMEZASHISOが誕生した。

目刺しと紫蘇のblend-word、かばん語です。玄米が滑り込めれば3-word blendになるが。英語の例では

  サンクシャロイマス Thankshallowimas

  = Thanksgiving+Halloween+Christmas

September is over and Thankshallowimas is ahead.と、10月から始まる狂騒(競争?)や出費の覚悟をする英語圏の人々がいるかもしれない。

本題の”料理”の和名は「目刺蘇」。目覚ましい命名ではないか。これに煎茶が合う。味噌汁が欲しかった。とにかく、Necessity is the mother of invention.

要らぬ発明もある。それについては、Invention can be the mother of unnecessity.となろう。

コピーライトのないタワー

所用でまた東京タワー近くまで。今日は神谷町駅でなく御成門駅から増上寺経由でアプローチ。増上寺は徳川家の菩提寺でもあり将軍専用の門があったという。その門前、小雨に煙る好きなタワーと一緒に。

あ、それで殿の御成門か

用が済み、タワーの下で目黒駅行きのバスを待つ。タワートップが小雨に煙る。

今日は麻布十番、仙台坂、広尾橋経由で目黒まで行き、品川から湘南へ向かうことにする。ジャーニーだ、背に腹は替えられない用件であったから出かけたが、全ての交通機関が時間のせいもありとても空いている。腹に背は替えられないでも一向に構わないが。
数百年前になるのか、URthe ★に東京スカイツリーを入れたところ、コピーライトがあるとのことで東京スゴイツリーに変えたことがあったな。ツリーよ。浅草タワーで十分立派だったのではないか。世界に浅草の名も出て。バス停から見上げるTokyo Tower。ゴジラ等に何度倒されたろう。Kaijuはcopyrightを恐れてツリーには近寄らないのかな・・・高所に弱い者の戯言です。
しかしこのタワーは来れば来るほど庶民的佇まいで良いな。閉まっているのが残念だが台湾祭の文字遊びを見よ。

恵比寿三丁目にさしかかる。太古子供が「ABCさんちょうめ」と呟いたことがある。彼女の最初の駄洒落だったか。行者のような顔で言ったから日英のスーツケースを下げた3歳が必死に確認していたのだろうか。

最後に20年ほど住んだあたりを通り過ぎて目黒駅に着く。40分もバスに揺られたのか、よく削っていない鉛筆のよう午後になってしまった雨の中。A little pointless.

この雨の歌は立派。https://www.youtube.com/watch?v=AsU7dGT2Ixs

こんな夢を見た

という気持ちになるような、狐につままれたような体験をした。ある町の小さなトンカツ屋でのこと。小腹が空いたのと、トンカツが食べたいのとが混じって、その路地だらけの商店街の、失うものは何もないと思わせるような価格を入口に貼った店に、薄く短いカツだろうから腹に合うぞと踏んで入る。間口狭くカウンター1本に6、7席。こういう店が学生の頃によくあった。昼下がり、無人のカウンターの反対側に小柄なお上が座っているのでランチを頼む。しばらくして出て来たのは、何だか懐かしい風情のセット。

外で自分が食したものを絵で見せるのは気が進まない。しかし、まずキャベツの横にプチトマトが3個伏す。漬け物の大根の二切れは厚く重なり、胡瓜は切りの良い3切れ。その横にピクルドプラムがにらむ。湯飲みの中の季節外れの麦茶のようなその中に、なにげに厚い檸檬のスライス。再度大皿を見ればカイワレの勇姿ではないか。飯の多さに気を取られ、気付けば汁は蜆汁。周囲から、ソース(1種のみもまた良し)、塩(など中々置いてない)、醤油らが見守る中、再再度大皿のキャベツの彼方を覗きこめば、

苺一会だ

お上は、1960年代にこの店を始めた男性と結ばれて店に入り、その後、彼を亡くし、一人切り盛りして現在に至ったという。食器をカウンターの高いところに載せると「悪いね」。「いやいや美味しかった」。と、お上、ご飯茶碗を見て「残したね」。「いや小腹がね。その割にはしっかり食べたよ」。「梅干しは嫌い?」。「しょっぱいのは今は」。「蜂蜜に漬けてあるよ」。「それじゃあ」と口に入れればやはり梅干し。「やっぱりしょっぱい?」。「いやそうでもないよ」などとやり取りをして店を出る。そういえば近くに稲荷があったような。これがほんとのRESTaurantか。

Towering Koiferno

情けない掛詞反省しつつ。

過日所用ありて命懸けで上京。この塔の近くに用あり。と、ああコイの季節が過ぎていくと驚くばかり。柏餅はむさぼってもこの祭りを忘却とは。どっ鯉生きていたか。昼のい鯉也。

鉄塔徹尾ポストゴールデンウィークエンド

五月スーラかブリューゲル。この東京タワーの色は以前に調べたことがあるが忘却。で、ここにあれこれ情報がありました:https://www.tokyotower.co.jp/en/towerpedia/

東京タワーの色: The two-tone color is thought to be red and white, but actually, to be precise, the two colors are “international orange” and “white.” It is decided by aviation law that buildings over a certain height must use these colors. (sic.サイトからのコピペ)

国際橙色というかinternational orangeという色は金門橋にも。この色でという法律があるようだ。

その他、なぜ333mなのかなど「謎」ありのサイト。

最後はタイトルに劣るとも勝らないノックノックですよあなた。

Knock, knock.
Who’s there?
Tower.
Tower who?
Tower you doing?

今日のクロスワード 3つの運命

カギが全く同じことがクロスワードにはよくあり、答えは同じではないこともよく知られています。

case in point、今回のカギはその例です。同じカギで違うドアが開く、といった期待感と、ダブルにわからん、という絶望感が一緒に襲ってきます。

  Cosmic destiny 「宇宙的(星々が画した)運命」とでも。

After all, it’s written in the stars. 詰まるところ、それは星々の中(宇宙)に書かれている(決められている)というジョン・レノンの歌を想起しましょう。

fate: What happens to someone, especially when it is something bad  「運命」ですが特に悪いことが起こるもの。時にそうでない意味で使われることもある。Terminator 2で、サラ・コナーがピクニックテーブル上にナイフで刻みつけるNO FATEは前者の例。

  His fate is now in the hands of the jury.

karma: In some religions, the actions of a person in this life or earlier lives, which influence their future いわゆる「カルマ・因果」。ポジとネガ両種あり。ヒンドゥー教、仏教から英語へ。Boy Georgeのヒット曲”Karma Chameleon”や再びジョン・レノンの”Instant Karma”で英文解釈することもできるかもしれません。歩けばKarmaという歌に当たりこれも一種の面白さが。

destiny : The things that will happen to someone in the future. 「運命」。総括的な言葉。 

  At last she feels in control of her own destiny. (以上、定義と例文はOnline Cambridge Dictionaryより)

Paul Ankaのヒット”You Are My Destiny”やDestiny Childと並ぶ”What will he find out there, doctor?” ” His destiny.”のやり取りが秀逸。オリジナル『猿の惑星』のラストを参照。

like cat and dog 非常に仲が悪い

日本では犬と猿(「桃太郎」ではthe greater goodのためか、きび団子のおかげか見事に協調)が不仲を表す慣用句になっています。その由来に関しては、個人的には、人間の作物を守る犬と取りに来る猿との対峙という構図が浮かびます。順番として、「犬猿」が「猿犬」より好まれているのは、言いやすさでしょうか。最初に楽に母音始まりのENでスタートして子音/k/含みで”努力”が要るKENにつなぐより、最初に面倒なKENを言って、イージーなENに流れ込むと憶測します。あるいは、”味方”を先に、”敵”はあとにという気持ちかもしれません。(ちなみに「敵味方」は逆になりますが、これは「短い語」を先に「長い語」を後にという言いやすさによるものかもしれません)。干支のエピソードに由来を求める説もあるようですが、順番から言えば猿→犬となりますから、やはり他の何らかの要因があったのではないでしょうか。英語のcat and dogの順番も「犬猿」と同様にフィックスされています。これは、長さは同じですから、言いやすさでしょうか。最初に口の形の大きいk/æ/tで始め、それより小さく楽なd/ɒ/gで締める、と感じます。
英語には、back and forth、law and order、trick or treatといったバイノミアル(binomial)と呼ばれる表現が多々あり、その大海に漕ぎ出したい方は、 https://en.wikipedia.org/wiki/Irreversible_binomial
へ行かれてはどうでしょう。また、2020年1月号、2020年9月号の『英会話楽習』でも取り上げています。

長い前置きになりましたが、次のビデオクリップは猫犬の大騒動です。というより人間が一番騒いでいますが・・・。Epic Cat Chases Dog!!というタイトル有り。It’s going or gone viral.(大拡散中かしたか、というものです)Lots of hysterical laughter!という警告も有り、音声ご注意。

ひとこと加えれば、It’s catastrophic!でしょう。

清白の軌跡

I suppose it’s not unusual for this sort of thing to happen to you in your kitchen. Anyhow, first there was green. A bit of regeneration in a mug-ical way.

Then there was a culinary cut for miso soup, And thenー

Genesis. Two. Or turning another new leaf.

Out of the mud, or the mug rather.

Looking cool, buddy.

Basking under the supermoon.

Moon-struck?

You made me start a morning ritualーtaking your pics and coming up with a punny title each time. It was a tree-t.

Hope you had fun, too.

Now Suzushiro lies between Rosemary and Daisy.

清白菜 見詰め過ごせば 早や五月

Watching Daikon leaves grow
From day to day to realize today
It’s May already!

今日のクロスワード こりゃ唐茶

クロスワードのカギ(crossword clue、おっと頭韻)は作る側が勉強することもある。例えば今回の「茶」。通常のカギは、

Drink、Kind of party、Starbucks order、Afternoon social、Kind of bag、Some like it hot、Earl Grey, for one、Caffeine source等々多々有って、いずれも”西”寄りだ。だから今回のような”東”寄りの情報は、クロスワード作成者(crossword constructor、おっとまた)の頑張りを感じさせる。

the Tang dynastyは「唐朝」。そうだったか。小生などTang Teaと無理矢理頭韻で覚えれば一生忘れないかもしれない。そこからの変遷は、唐茶(カラチャ)というスタイルも含め、興味深い。なおタイトルの唐茶はそうは読まないことになっている。それはともかく、これも東寄りの

 not for all the tea in China 中国中の茶と交換すると言われてもいやである

というイディオムもうなずける。が、文化大革命でブルジョワの楽しみとして茶は排斥され、台湾が主産地となったこともあったという。